ミネベアミツミ株式会社 の会社詳細
ミネベアミツミ株式会社
ミネベアミツミ
2026年3月期 第3四半期

ミネベアミツミ・2026年3月期Q3、営業利益3.1%増の752億円——データセンター・航空機需要が堅調、通期予想を上方修正

増収増益
データセンター
航空機需要
上方修正
M&A
ベアリング
配当増額
6479
第3四半期累計期初から9ヶ月間の累計値(前年同期比)

売上高

1.2兆円

+7.3%

通期予想

1.6兆円

進捗率77%

営業利益

752億円

+3.1%

通期予想

1,010億円

進捗率74%

純利益

494億円

+16.2%

通期予想

710億円

進捗率70%

営業利益率

6.1%

売上高は前年同期比 7.3%増1兆2,322億円 でした。データセンターや航空機向け需要が業績をけん引しています。好調な受注を背景に、通期の売上高と営業利益の予想を 上方修正 しました。

業績のポイント

売上高は 1兆2,322億円(前年同期比 7.3%増)となりました。

営業利益は 752億円(同 3.1%増)で増益を確保しています。

純利益は 494億円(同 16.2%増)と大きく伸びました。

データセンター向けの部品が非常に好調です。

航空機業界の回復も収益を押し上げる要因となりました。

高付加価値な製品の販売に力を入れた結果が出ています。

業績推移(通期)

売上高営業利益|当期累計通期予想残

セグメント別動向

  • プレシジョンテクノロジーズ事業(売上高 2,033億円7.6%増

データセンター向けベアリングが好調です。航空機向けの需要も堅調に推移しました。

  • モーター・ライティング&センシング事業(売上高 3,325億円3.7%増

主にファンモーターの需要が伸びて増収となりました。

  • セミコンダクタ&エレクトロニクス事業(売上高 4,539億円15.8%増

機構部品の販売が増えたことで、売上が大きく拡大しました。

  • アクセスソリューションズ事業(売上高 2,397億円1.6%減

主要顧客の自動車生産が減ったため、唯一の減収となりました。

セグメント売上高構成比営業利益営業利益率
プレシジョンテクノロジーズ2,033億円17%440億円21.7%
モーター・ライティング&センシング3,325億円27%207億円6.2%
セミコンダクタ&エレクトロニクス4,539億円37%205億円4.5%
アクセスソリューションズ2,397億円20%104億円4.3%

財務状況と資本政策

総資産は 1兆7,823億円 で、前期末より 1,975億円 増えました。

在庫や売掛金が増えたことが主な要因です。

社債や借入金による資金調達も進めました。

親会社所有者帰属持分比率は 47.4% と健全な水準です。

配当は年間で 50円(前期比 5円増)を予定しています。

リスクと課題

  • 米国の相互関税発動による世界経済への悪影響
  • 欧州市場での消費鈍化による輸出の減少
  • 中国の不動産市況低迷に伴う個人消費の冷え込み
  • タイの政府支出遅延や観光客伸び悩みによる景気減速

通期見通し

通期の売上高予想を 1兆6,000億円(従来より 500億円増)に引き上げました。

営業利益も 1,010億円(同 10億円増)に上方修正しています。

第3四半期までの好調な受注状況を反映した経営判断です。

純利益の予想は 710億円 で据え置いています。

戦略トピック

2025年10月にミネベアリニアモーション社を買収しました。

M&A を通じて成長分野への投資を加速させています。

「相合(そうごう)」と呼ぶ事業間のシナジーを追求しています。

AIアナリストの視点

ミネベアミツミは、従来のベアリング事業に加え、半導体や自動車部品など多角化に成功しています。

今回の決算では、特にハイテク分野(データセンター)と航空機という高利益率なセグメントが成長をけん引している点が強みです。

アクセスソリューションズ事業の苦戦は、世界的な自動車生産の調整を反映したものですが、他のセグメントで十分カバーできています。

2025年10月の大型買収(ミネベアリニアモーション)による連結効果も出始めており、通期予想の上方修正は投資家にとってポジティブな内容と言えます。