キーエンスが1株を5株に分割、2026年11月21日効力発生で投資家層拡大へ
キーエンスは2026年10月29日の取締役会で、普通株式を1株につき5株に分割することを決めた。基準日は11月20日、効力発生日は11月21日。分割後の発行済み株式総数は12億1603万8420株となる。投資単位を引き下げ、株式の流動性向上と投資家層の拡大を目指す。定款を変更して発行可能株式総数を30億株に増やす一方、資本金は変えない。株主層の拡大を狙う分割

開示の要点
- 分割比率
- 1株につき5株
- 基準日
- 2026年11月20日
- 効力発生日
- 2026年11月21日
- 分割後株数
- 12億1603万8420株
1株を5株に分割、発行済み株式は約5倍に
キーエンスは普通株式を1株につき5株に分割する。基準日公告日は2026年11月5日、基準日は11月20日、効力発生日は11月21日とした。
| 項目 | 分割前 | 分割後 |
|---|---|---|
| 発行済み株式総数 | 243,207,684株 | 1,216,038,420株 |
| 発行可能株式総数 | 600,000,000株 | 3,000,000,000株 |
分割により増加する株式数は972,830,736株。会社は、投資単位を引き下げることで株式の流動性を高め、投資家層を広げることを目的に挙げた。資本金の額は変更しない。
定款も変更、発行可能株式総数を30億株に
株式分割に合わせ、定款に定める発行可能株式総数を5倍に改める。変更は会社法の規定に基づき、株式分割の効力発生日に実施する。
- 変更前: 発行可能株式総数は6億株
- 変更後: 発行可能株式総数は30億株
- 決議日: 2026年10月29日の取締役会で決議
発行可能株式総数の変更は、分割後の株式数に対応させるための定款変更で、今回の開示では資本金の変更や資金調達は予定していない。分割そのものは株式数を増やす一方、会社の事業価値を直接高めるものではない。
開示前後の株価推移
開示当日の終値(2026/10/29)
76,360円
最新終値(2026/10/29)
76,360円
※ 日次終値ベースの参考チャートです。リアルタイムの株価ではありません(株式分割調整済み、1年以上前は週次の終値)。2026/10/29更新
キーエンスをライバルと比較
年収・業績・株価を並べて電機業界の今
掲載59社キーエンスは電機業界の掲載59社中、売上高で16位。業界全体の株価と今期の会社計画を見ると――
- 業界の株価(1年)
- +20.4%全業界 +16.0%
- 今期計画 営業利益
- +20.3%全業界 +11.7%
- 予想の上方修正
- 21社下方 2社
- 営業利益率(業界)
- 10.6%
- キーエンス+27.2%
- 電機(業界平均)+20.4%
- 全業界+16.0%
- 足元の業績今期第1四半期累計は32社合計で売上高+12.1%・営業利益+50.6%(前年同期比)。通期計画に対する進捗が標準ペースを上回る企業は9社、下回る企業は21社。
- 予想修正今期予想を上方修正したのは21社、下方修正は2社。修正幅が最も大きいのはカシオ(営業利益+30.8%)。






タグ#キーエンス#株式分割#投資単位#発行済み株式#定款変更#東証プライム
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株式分割は投資単位を引き下げ、売買参加の裾野を広げる狙いがある一方、分割だけで企業価値や株主の持ち分比率が変わるわけではない。発行可能株式総数も分割比率に合わせて拡大するが、今回の資料に新株発行や資金調達の計画は示されていない。今後は、会社が掲げる流動性向上や投資家層の拡大につながるかが注目点となる。
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