株式会社キーエンス の会社詳細
株式会社キーエンス
キーエンス
2027年3月期 第1四半期
2026年7月28日

キーエンス、2027年3月期第1四半期決算、営業利益45%増で大幅増収増益

キーエンス
決算
決算分析
四半期決算
増収増益
設備投資
営業利益率
海外需要
高収益
センサー
第1四半期累計期初から3ヶ月間の累計値(前年同期比)

売上高

3,466億円

+32.8%

営業利益

1,871億円

+44.7%

純利益

1,391億円

+51.0%

営業利益率

54.0%

キーエンスが2027年3月期第1四半期決算を発表し、世界中の設備投資需要を捉え過去最高益を大幅に更新した。売上高は346,621百万円(前年同期比32.8%増)、営業利益は187,076百万円(同44.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は139,133百万円(同51.0%増)と、全段階で二桁成長。製造業の自動化・省人化投資が全地域で加速し、特にアジアの半導体・電子精密業界向けが伸長した。営業利益率は54.0%に達し、高収益体質を改めて示した。

業績のポイント

キーエンス(キーエンス)は2027年3月期第1四半期決算で、売上高 346,621百万円(前年同期比 32.8%増)、営業利益 187,076百万円(同 44.7%増)、経常利益 196,793百万円(同 49.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益 139,133百万円(同 51.0%増)と、全段階で大幅な増収増益を達成した。世界経済は製造業の設備投資が継続し、各地域で堅調に推移。北中南米では幅広い業界で需要が底堅く、アジアでは半導体・電子精密業界がけん引役となり、欧州でも持ち直しの動きがみられた。国内も設備投資は回復基調にある。

こうした環境下、同社は中長期的成長を維持するため企画開発の充実と営業強化を推進。売上原価は 51,866百万円(同 14.2%増)、販管費は 107,679百万円(同 24.7%増)と費用も増加したが、売上高成長がそれを大きく上回り、営業利益率は前期第1四半期の49.5%から 54.0% に上昇した。受取利息 6,091百万円、為替差益 2,243百万円など営業外収益も拡大し、経常利益の伸び率は営業利益を上回った。純利益も実効税率29.3%で計算され、前年同期の30%から微減したことも増益に寄与している。

業績推移(通期)

売上高営業利益|当期累計

セグメント別動向

キーエンスは電子応用機器(センサー、測定器、画像処理機器、制御機器など)の製造・販売を単一セグメントとしており、セグメント情報の開示は省略されている。同事業の売上高は 346,621百万円、営業利益は 187,076百万円、営業利益率は 54.0%。工場の自動化・品質管理・研究開発向けに提供する高付加価値製品群が、世界的な 省人化・デジタル化投資 の追い風を受け、全地域で拡大した。

特にアジアでは半導体・電子精密業界を中心に需要が旺盛で、欧州でも景気回復に伴う投資再開がみられた。北米・南米は幅広い業種で堅調。国内市場も緩やかな回復基調にあり、全地域で二桁成長を達成したと推測される。競争優位の源泉である「提案型営業」と「迅速な製品開発」が引き続き奏功し、価格決定力の強さが高収益を支えている。

セグメント売上高構成比営業利益営業利益率
電子応用機器3,466億円100%1,871億円54.0%

財務状況と資本政策

当第1四半期末の総資産は 3,724,891百万円(前期末比 54,235百万円増)。主因は投資有価証券が 1,598,277百万円(同 83,973百万円増)へ積み上がったこと。現預金及び有価証券は 1,426,594百万円(前期末比 8,295百万円減)と若干減少したが、依然として潤沢な手元流動性を維持する。

負債は 176,150百万円(同 23,033百万円減)。未払法人税等が 59,945百万円(同 42,385百万円減)となったことが主因。純資産は 3,548,740百万円(同 77,268百万円増)、自己資本比率は 95.3%(前期末94.6%)と極めて健全。利益剰余金が 3,429,023百万円(同 72,438百万円増)に拡大した。

配当は年間 550円(中間275円、期末275円)を予想し、前期並みを維持。自社株買いに関する新たな発表はないが、高い資本効率と株主還元意識がうかがえる。キャッシュフロー計算書は四半期では作成されていないが、減価償却費は 4,678百万円と前年同期の3,813百万円から増加しており、設備投資も着実に行われている。

リスクと課題

同社は四半期決算短信において、特段のリスク要因を明示していない。ただし、業績の多くを海外売上に依存するため、為替変動リスクは常に存在する。前期は為替差損2,070百万円を計上したが、当四半期は為替差益2,243百万円に転じた。世界経済の先行き不透明感、地政学的緊張、サプライチェーン混乱などが設備投資マインドを冷え込ませる可能性も否定できない。

  • 為替変動リスク:円高進行は外貨建て収益の目減り要因
  • 景気後退リスク:製造業の設備投資が減速すれば業績に直結
  • 競争激化リスク:センサー・画像処理分野での国内外メーカーとの競合

キーエンスは圧倒的な営業利益率と研究開発力を背景に、こうしたリスクを吸収するバッファーは大きいが、中期的には新製品投入と顧客基盤拡大が鍵となる。

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AIアナリストAI·2026年7月28日

キーエンスの初四半期決算は、突出した高収益モデルの健在ぶりを示した。売上高の32.8%増に対して営業利益が44.7%増と、増収率を上回る増益率を実現したのは、価格決定力とオペレーティングレバレッジの強さの証左。営業利益率54%は四半期として過去最高水準の可能性が高く、グローバルなFA・センサー需要の波を完璧に取り込んでいる。

投資家目線では、自己資本比率95%超の財務安全性と、年間配当550円維持の安定還元が安心感を与える一方で、巨大な余剰資金(現預金・有価証券が1.4兆円超)の有効活用や、更なる株主還元への期待も高まる。

目先のリスクは為替と景気サイクルだが、同社の顧客密着型ビジネスモデルと継続的なイノベーションは、短期的な逆風への耐性を備えている。就活生にとっては、高収益を支える「提案力」と「技術開発力」の源泉である企業文化や人材育成への理解が、キャリア選択の一助となるだろう。

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