コネクタ、電子基板3社、2026年3月期決算、AI需要で全社増収も収益力で明暗
2026年3期は、AIサーバーが牽引し、3社すべてが増収を記録しました。しかし、原材料高の影響などから、収益力に大きな格差が生じています。圧倒的な高利益率のヒロセ電機と、急成長するメイコーを比較します。さらに、巨額の利益を稼ぎ出すミネベアミツミの戦略にも迫ります。
今期の総括
AI需要で増収も収益力に格差
業界全体の動き
AIサーバーと車載向けが業界を牽引しました。主な共通テーマは以下の4点です。
- AI分野の爆発:データセンター用基板や部品の受注が急増しました。
- 自動車の高機能化:自動運転や電動化により、高性能部品の需要が高まりました。
- 原材料価格の高騰:金や銅などの価格上昇が、各社のコストを押し上げました。
- M&Aによる領域拡大:半導体や新分野の会社を買収し、成長を狙っています。
これらの要因が、各社の業績を大きく左右しました。
売上高 前年同期比
純利益 前年同期比
勝者と敗者
今期の勝者は、大幅な増収増益を達成したメイコーです。
売上高は前年比16.3%増の2,406億円と急成長しました。
営業利益は28.8%増の246億円に達しました。
- 高付加価値基板が伸び、利益率も10.2%へ上昇しました。
一方、利益面で苦戦したのがヒロセ電機です。
売上高は前年比11.5%増の2,113億円と過去最高でした。
しかし、営業利益は0.8%増の430億円と、ほぼ横ばいでした。
金や銅などの原材料高騰が直撃し、利益の伸びがストップしました。
ただ、営業利益率は20.4%と、他社を圧倒する高水準を維持しています。
- 好調
- メイコー
- 苦戦
- ヒロセ電機


売上高ランキング
営業利益ランキング
営業利益率ランキング
注目の動き・戦略比較
各社は独自の成長戦略を展開しています。
ヒロセ電機は、半導体検査分野への進出を強化しています。
旧エス・イー・アールの買収により、コネクタ以外の柱を作ります。
また、自己資本比率87.7%という抜群の財務基盤も強みです。
メイコーは、ベトナム新工場への投資が実を結びました。
AIサーバーや自動運転など、最先端トレンドを捉えています。
ミネベアミツミは、積極的なM&Aで規模を拡大しています。
リニアモーション社の買収や、超精密ベアリングが強みです。
ベアリング事業の利益率は22.1%と、驚異的な収益力を見せました。
業界共通のリスク
各社が直面する、今後の共通リスクは以下の3点です。
- 原材料価格の高止まり:金や銅の価格が、利益を圧迫し続けるリスクです。
- 地政学的リスク:中東情勢の緊張や関税政策が、輸出に影響を与えます。
- 投資負担の重さ:新工場や開発に、巨額の投資が必要な点も課題です。
これらの不透明要因に対し、価格転嫁が進むかが今後の鍵です。
就活生・転職希望者へ
この業界は、AIや自動運転という成長分野を支える重要な存在です。
就活生や転職希望者にとって、将来性は非常に高いと言えます。
ヒロセ電機は、利益率と自己資本比率87.7%の安定感が魅力です。
メイコーは、ベトナムなどグローバルに挑戦したい人に向いています。
ミネベアミツミは、売上高1.6兆円を超える規模感が強みです。
自分の目指すキャリアに合わせて、最適な企業を選びましょう。
タグ#ヒロセ電機#メイコー#ミネベアミツミ#電子部品#コネクタ#電子基板#決算比較#2026年3月期#AIサーバー#自動運転
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