ツガミ、2027年3月期中間営業利益予想を29.2%上方修正、配当も61円へ増額
ツガミは2027年3月期中間期の連結業績予想を上方修正し、営業利益を前回予想比29.2%増の252億円、親会社の所有者に帰属する中間利益を36.7%増の123億円に引き上げる。中間配当も1株49円から61円に増額する。売上収益と利益は前期中間実績も上回る見通しで、中間業績と配当を一段引き上げる。通期予想は11月12日予定の中間決算発表時に公表する。

開示の要点
- 中間売上収益
- 812億円
- 中間営業利益
- 252億円
- 中間利益
- 123億円
- 中間配当
- 1株61円
- 年間配当予想
- 1株110円
中間業績予想を上方修正
中間期の売上収益、営業利益、中間利益をいずれも前回予想から引き上げる。 前回予想、今回予想、前期中間実績は次の通り。金額は億円、1株利益は円。
| 指標 | 前回予想 | 今回予想 | 前期中間実績 |
|---|---|---|---|
| 売上収益 | 750 | 812 | 600.54 |
| 営業利益 | 195 | 252 | 152.08 |
| 親会社の所有者に帰属する中間利益 | 90 | 123 | 71.45 |
| 基本的1株当たり中間利益 | 196.01 | 268.13 | 153.40 |
今回予想は前回予想に対し、売上収益が62億円、営業利益が57億円、中間利益が33億円上振れる。前期中間実績と比べても、売上収益は約212億円、営業利益は約100億円、中間利益は約52億円上回る水準だ。利益の上方修正幅は、売上収益の増額幅を大きく上回っている。
中国・インドなど各拠点で着実に事業推進
会社は市場全体の不透明感を認める一方、中国やインドをはじめ各拠点で事業を着実に進めた結果、売上収益と利益が前回予想を上回る見通しになったとしている。修正理由として開示されたポイントは次の通り。
- 市場環境: 市場全体には不透明感が残る。
- 事業の進捗: 中国、インドをはじめ各拠点で事業を着実に推進した。
- 修正判断: その結果、売上収益と利益が前回予想を上回る見込みとなった。
開示資料では、地域別や事業別の業績寄与額は示していない。今回の修正は中間期が対象であり、会社は市場動向などを踏まえて通期予想を改めて公表する方針だ。
中間配当は12円増額、年間予想は110円
中間配当予想は1株当たり12円引き上げ、期末配当予想は前回の49円を据え置く。前回予想、今回予想、前期実績は次の通り。
| 1株当たり配当 | 前回予想 | 今回予想 | 前期実績 |
|---|---|---|---|
| 中間 | 49円 | 61円 | 36円 |
| 期末 | 49円 | 49円 | 49円 |
| 年間 | 98円 | 110円 | 85円 |
年間配当予想は前回予想を12円上回り、前期実績に対しても25円多い。会社は、良好な財務状況を維持しながら安定的に株主還元を行う方針を掲げており、中間期の増益予想を踏まえて中間配当を増額した。期末配当は通期業績予想と併せて公表するため、現時点では据え置いている。
通期予想は11月12日予定の決算発表時に公表
今回の上方修正は中間期に限られ、通期の業績予想はまだ示されていない。 ツガミは市場動向などを踏まえ、11月12日予定の2027年3月期第2四半期決算発表時に通期予想を公表する予定としている。
このため、年間配当予想110円のうち、期末分49円は現時点での見通しであり、通期業績の公表に合わせて今後見直される可能性がある。投資家にとっては、中間期の上振れが下期にも続くか、また期末配当予想が維持されるかが次の確認点となる。
開示前後の株価推移
開示当日の終値(2026/10/20)
4,660円
最新終値(2026/10/23)
4,345円-6.8%
※ 日次終値ベースの参考チャートです。リアルタイムの株価ではありません(株式分割調整済み、1年以上前は週次の終値)。2026/10/25更新
タグ#ツガミ#6101#業績予想修正#配当予想修正#工作機械#中間決算#株主還元
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コメント
中間期は営業利益・中間利益とも前回予想を大きく上回り、前期中間実績も超える見通しとなった。中間配当の増額も、業績の上振れを株主還元に反映する判断といえる。一方、会社は通期予想をまだ示しておらず、市場環境の不透明感にも言及している。上期の好調が下期にも続くか、通期見通しと期末配当の判断を併せて確認したい。
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