ノジマ、2027年3月期通期業績予想を上方修正、営業利益650億円で前期実績も上回る
ノジマは2026年10月29日、2027年3月期の通期連結業績予想を上方修正した。売上高は1兆600億円、営業利益は650億円、親会社株主に帰属する純利益は540億円を見込む。いずれも7月30日公表の前回予想を上回り、前期実績との比較でも、売上高は9,828億円、営業利益は580.7億円、純利益は389.3億円から増える。季節家電など複数事業の堅調さを反映した。

開示の要点
- 通期売上高
- 1兆600億円
- 営業利益
- 650億円
- 経常利益
- 830億円
- 純利益
- 540億円
- 1株利益
- 184.12円
5項目を上方修正、前期実績も上回る見通し
ノジマは2027年3月期の通期連結業績予想を引き上げた。 売上高から親会社株主に帰属する当期純利益まで、主要5項目の今回予想はいずれも前回予想と前期実績を上回る。前回予想比の増減率は、売上高2.9%、営業利益10.2%、経常利益9.2%、EBITDA7.2%、純利益12.5%。
| 指標・単位 | 前回予想 | 今回予想 | 前期実績 |
|---|---|---|---|
| 売上高(億円) | 10,300 | 10,600 | 9,828.0 |
| 営業利益(億円) | 590 | 650 | 580.7 |
| 経常利益(億円) | 760 | 830 | 622.9 |
| EBITDA(億円) | 970 | 1,040 | 865.9 |
| 親会社株主帰属純利益(億円) | 480 | 540 | 389.3 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 165.05 | 184.12 | 134.61 |
修正後の営業利益は前期実績を上回る水準で、純利益も前期の389.3億円から540億円に増える見込みだ。会社は、現時点で入手可能な情報に基づく予想であり、実際の業績は変動し得るとしている。
季節家電の好調に加え、複数事業が堅調
業績予想の修正理由は、複数の事業で売上高が伸び、通期の売上高が当初予想を上回る見通しとなったことだ。会社は中間連結会計期間の状況を踏まえ、通期予想を見直した。
- デジタル家電専門店運営事業: エアコンなど季節家電が好調に推移し、売上高は過去最高を更新した。
- キャリアショップ運営事業: 堅調に推移し、売上高は過去最高を更新した。
- プロダクト事業: 堅調に推移し、売上高は過去最高を更新した。
- 海外事業: 堅調に推移し、売上高は過去最高を更新した。
季節家電を含む複数事業の売上高が伸びたことが、上方修正の背景にある。ただし、開示資料は修正理由として売上高の動向を挙げており、事業別の利益への寄与額や、利益予想を引き上げた個別要因は示していない。
上振れの持続性と予想の不確実性が焦点
今回の修正では、前回予想を上回るだけでなく、売上高、営業利益、経常利益、EBITDA、純利益のすべてで前期実績を上回る見通しとなった。1株当たり当期純利益も、前回予想の165.05円から184.12円へ引き上げ、前期実績の134.61円を上回る。
投資家にとっては、好調だった季節家電の販売や、堅調とされた各事業の売上高が今後も続くかが注目点となる。一方で、資料は予想に不確定な要素が含まれ、業績の変化などによって実績が予想と異なる可能性があると明記している。今回の上方修正を評価する際は、通期の進捗とともに、会社が挙げた需要動向の継続性を確認する必要がある。
開示前後の株価推移
開示当日の終値(2026/10/29)
1,300円
最新終値(2026/10/29)
1,300円
※ 日次終値ベースの参考チャートです。リアルタイムの株価ではありません(株式分割調整済み、1年以上前は週次の終値)。2026/10/29更新
ノジマをライバルと比較
年収・業績・株価を並べて小売業界の今
掲載56社ノジマは小売業界の掲載56社中、売上高で9位。業界全体の株価と今期の会社計画を見ると――
- 業界の株価(1年)
- +2.4%全業界 +16.0%
- 今期計画 営業利益
- +11.2%全業界 +11.7%
- 予想の上方修正
- 6社下方 1社
- 営業利益率(業界)
- 6.3%
- ノジマ+11.0%
- 小売(業界平均)+2.4%
- 全業界+16.0%
- 足元の業績今期第1四半期累計は22社合計で売上高+10.7%・営業利益+21.4%(前年同期比)。通期計画に対する進捗が標準ペースを上回る企業は16社、下回る企業は9社。
- 予想修正今期予想を上方修正したのは6社、下方修正は1社。修正幅が最も大きいのは4℃HD(営業利益+19.4%)。






タグ#ノジマ#業績予想修正#2027年3月期#家電量販店#季節家電#営業利益#小売業
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前回予想比では純利益の上方修正率が12.5%と、開示された主要5項目の中で最も高い。一方、修正理由として示されたのは複数事業の売上高の好調で、利益面の要因は詳述されていない。売上の伸びが利益計画の達成につながるか、今後の業績進捗で確かめたい。
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