JR東日本、27年3月期営業利益予想を4500億円に上方修正、年間配当88円へ増額
JR東日本は2027年3月期の連結営業利益予想を4500億円に上方修正した。鉄道運輸収入の増加などを見込む。中間配当は1株44円に決定し、期末予想も44円に引き上げ、年間配当は88円となる。前期実績は営業利益4143億円、年間配当74円で、業績予想と配当をそろって引き上げる。

開示の要点
- 営業利益予想
- 4500億円
- 通期純利益
- 2650億円
- 中間配当
- 1株44円
- 年間配当
- 1株88円
- 配当効力発生日
- 2026年12月1日
鉄道運輸収入の増加で通期予想を上方修正
2027年3月期の売上高、営業利益、経常利益、純利益をいずれも前回予想から引き上げた。 前回予想、今回予想、前期実績は次の通り。
| 連結業績 | 前回予想(億円) | 今回予想(億円) | 前期実績(億円) |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 32,950 | 33,580 | 30,847 |
| 営業利益 | 4,290 | 4,500 | 4,143 |
| 経常利益 | 3,530 | 3,780 | 3,516 |
| 親会社株主に帰属する純利益 | 2,550 | 2,650 | 2,478 |
- 前回予想からの増額: 売上高は630億円、営業利益は210億円、経常利益は250億円、純利益は100億円。
- 1株当たり当期純利益: 234.75円。前回予想の225.85円、前期実績の219.42円を上回る。
会社は修正理由として、鉄道運輸収入の増加などを挙げた。今回予想は前期実績と比べても、売上高は30,847億円から33,580億円、営業利益は4,143億円から4,500億円となる見通しだ。
年間配当は前期74円から88円に
中間配当を従来予想の1株42円から44円に引き上げ、期末配当予想も42円から44円に修正した。 年間配当は前回予想の84円から88円となる。
| 配当 | 前回予想 | 今回内容 | 前期実績 |
|---|---|---|---|
| 中間 | 42円 | 44円(決定) | 35円 |
| 期末 | 42円 | 44円(予想) | 39円 |
| 年間 | 84円 | 88円(予想) | 74円 |
今回決定した中間配当の基準日は2026年9月30日で、配当総額は498億円。効力発生日は2026年12月1日とした。年間配当は前期実績を14円上回る計画で、会社は業績などを勘案して増配を決めた。
配当性向40%へ段階的に引き上げる方針
JR東日本は株主還元方針に沿って、2027年3月期の中間・期末配当をそれぞれ増額する。成長投資が落ち着く2027年度に向け、配当性向を段階的に40%へ引き上げる方針を示している。
- 配当方針: グループ経営ビジョン「勇翔 2034」に基づき、配当性向を段階的に40%へ引き上げる。
- 自己株式取得: 株主還元策として、柔軟に実施する方針。
会社は中間・期末配当の修正について、還元方針と連結業績などを踏まえた判断と説明した。業績予想の上方修正が実現すれば、利益の拡大と配当の増額が同時に進むことになる。
開示前後の株価推移
開示当日の終値(2026/10/30)
3,638円
最新終値(2026/10/30)
3,638円
※ 日次終値ベースの参考チャートです。リアルタイムの株価ではありません(株式分割調整済み、1年以上前は週次の終値)。2026/10/30更新
JR東日本をライバルと比較
年収・業績・株価を並べて陸運・輸送業界の今
掲載30社JR東日本は陸運・輸送業界の掲載30社中、売上高で1位。業界全体の株価と今期の会社計画を見ると――
- 業界の株価(1年)
- +6.8%全業界 +14.9%
- 今期計画 営業利益
- +2.1%全業界 +13.0%
- 予想の上方修正
- 6社下方 1社
- 営業利益率(業界)
- 10.5%
- JR東日本−3.1%
- 陸運・輸送(業界平均)+6.8%
- 全業界+14.9%
- 足元の業績今期第1四半期累計は18社合計で売上高+8.1%・営業利益+9.4%(前年同期比)。通期計画に対する進捗が標準ペースを上回る企業は16社、下回る企業は4社。
- 予想修正今期予想を上方修正したのは6社、下方修正は1社。修正幅が最も大きいのは日本通運(営業利益+20.0%)。






タグ#JR東日本#東日本旅客鉄道#増配#業績予想修正#鉄道運輸収入#株主還元#2027年3月期
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鉄道運輸収入の増加を背景に、売上高から純利益まで予想を一斉に上方修正し、配当も中間・期末の両方を引き上げた点が焦点だ。前期実績と比べても営業利益予想、年間配当はいずれも上回る。今後は、会社が掲げる配当性向40%への段階的な引き上げと、業績の進捗がどのように連動するかが注目される。
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