準大手、リテール銀行5社、2026年3月期Q3は金利上昇で地銀とリテール大手が大幅増益
日銀の利上げにより、国内リテール銀行の収益環境が劇的に好転しました。今回の第3四半期決算では、強固な預金基盤を活かして金利上昇を味方につけた企業が業績を伸ばしています。一方で、ノンバンク事業の苦戦から大規模な構造改革を迫られた企業もあり、明暗が最も鮮明な期となりました。
今期の総括
金利上昇で地銀とリテール大手が躍進
業界全体の動き
日銀の政策変更により、国内金利が上昇しました。
長らく続いた超低金利時代が、ついに終わりました。
これにより、銀行の貸出利ざやが劇的に改善しました。
資金利益が急増し、業界全体に強い追い風が吹いています。
多くの銀行が、本業で過去最高水準の利益を出しました。
国債などの運用利回りも、確実に上昇しています。
リテール分野での預金獲得競争も、熱を帯びてきました。
各社は強固な預金基盤を活かし、金利上昇の恩恵を最大化しています。
売上高ランキング
営業利益ランキング
営業利益率ランキング
売上高 前年同期比
純利益 前年同期比
勝者と敗者
最も勢いがあるのは、地銀の めぶきFG です。
純利益は前年比 31.6%増 の 647億円 を記録しました。
貸出利回りが 1.16% へ上昇し、本業が絶好調です。
増配も発表し、市場から高い評価を得ています。
一方、苦戦したのが セブン銀行 です。
純利益は前年比 41.4%減 の 88億円 へと沈みました。
ATM利用は堅調ですが、クレカ事業の減損が響きました。
非対面ビジネスの難しさが、浮き彫りになりました。
今回の決算は、ビジネスモデルの違いで明暗が最も鮮明な期となりました。
- 好調
- めぶきフィナンシャルグループ
- 苦戦
- セブン銀行


注目の動き・戦略比較
各社は新たな成長に向け、活発に動いています。
三井住友トラスト は、カード子会社を売却しました。
関係会社株式売却益 412億円 を特別利益にしています。
資産運用や信託の本業へ、経営資源を集中させる狙いです。
セブン銀行 は、伊藤忠商事との資本業務提携を発表しました。
独自のオープンな金融インフラへの転換を急ぎます。
りそなHD は、通期純利益目標を 2,500億円 に上方修正しました。
強固な店舗網を武器に、個人や中小企業向け貸出を伸ばします。
業界共通のリスク
銀行業界が好調な一方で、足元にはリスクも潜みます。
- 急激な金利上昇に伴う保有債券の含み損リスク
- 預金金利の引き上げ競争による調達コストの上昇
- 物価高や人件費高騰による中小企業の倒産増加
- システム維持やセキュリティ対策のコスト増
これらのリスクを、本業の稼ぎでいかに吸収するかが鍵です。
就活生・転職希望者へ
金利のある世界が戻り、銀行は再び成長産業になりました。
本業の収益力が高まり、待遇改善や還元が進んでいます。
特にデジタル人材や、高度な資産運用人材への需要は高いです。
りそな や めぶきFG は、地方創生の核としても魅力的です。
安定性と変化のダイナミズムを、同時に味わえます。
金融業界を志す人にとって、今が絶好の好機と言えます。
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