タマホーム株式会社 の会社詳細
タマホーム株式会社
タマホーム
2026年5月期 通期
2026年7月14日

タマホーム、2026年5月期通期決算、減収減益も来期は営業利益95%増のV字回復見込む

決算
通期決算
決算分析
減収減益
住宅事業
不動産事業
増配
上方修正
V字回復
通期1年間の確定値(前年比)

売上高

1,977億円

-1.5%

通期予想

2,300億円

進捗率86%

営業利益

38億円

-6.6%

通期予想

75億円

進捗率51%

純利益

12億円

-17.9%

通期予想

40億円

進捗率30%

営業利益率

1.9%

タマホームが発表した2026年5月期通期決算は、売上高が前年比1.5%減の197,740百万円、営業利益が同6.6%減の3,842百万円となり、減収減益。しかし同日公表した2027年5月期の業績予想では、営業利益が95.2%増7,500百万円へ急拡大する見通しで、大幅なV字回復を計画していることが明らかになりました。住宅事業の赤字が響いた今期から、不動産利益の拡大と住宅受注回復を見込む内容です。

業績のポイント

2026年5月期の連結売上高は前期比1.5%減197,740百万円、営業利益は同6.6%減3,842百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同17.9%減1,213百万円と、全段階で減益決算となりました。

売上高は主力の住宅事業が7.0%減と落ち込んだ一方、不動産事業が14.8%増と伸長し全体を下支えしました。しかし住宅事業は販売低迷や建築コストの上昇などでセグメント損失1,066百万円(前期は利益330百万円)と赤字に転落。営業利益段階では不動産事業の増益(+48.1%)や金融事業の好調に支えられましたが、減損損失が前期比574百万円増の1,541百万円に拡大したことなどが最終利益を押し下げました。

この結果、当期純利益は前期比17.9%減と大きく縮小。一方で、取締役会は来期の配当を130円5円の増配を計画しており、株主還元には前向きな姿勢を示しています。

業績推移(通期)

売上高営業利益

セグメント別動向

4つの報告セグメントとその他事業の前年同期比較は以下の通りです(売上高はセグメント間取引含む)。

セグメント売上高(百万円)前年比セグメント利益(百万円)前年比利益率
住宅事業136,131△7.0%△1,066赤字転落
不動産事業54,931+14.8%3,581+48.1%6.5%
金融事業965+5.3%252+64.7%26.2%
エネルギー事業804△3.5%249△6.4%31.0%
その他15,884△6.1%813△10.6%15.8%

住宅事業は売上高が7.0%減の136,131百万円となり、前期の利益330百万円から一転して1,066百万円の損失を計上しました。注文住宅の受注低迷が主因で、建築資材の高騰や人件費上昇も利益を圧迫。リフォーム事業も前年比で9.5%減と振るいませんでした。

一方、不動産事業は分譲マンションやオフィス転貸の好調で売上高14.8%増、利益は48.1%増と大幅に伸び、セグメント利益で住宅事業の赤字を補填する主力事業に成長しました。利益率も前年の5.1%から6.5%へ改善しています。

金融事業は保険代理業手数料やつなぎ融資が堅調に推移し、増収増益。エネルギー事業は太陽光発電の売電収入がやや減少したものの、利益率31.0%と高水準を維持しました。

セグメント売上高構成比営業利益営業利益率
住宅事業1,361億円69%-1,066百万円-
不動産事業549億円28%36億円6.5%
金融事業10億円1%3億円26.2%
エネルギー事業8億円0%2億円31.0%

財務状況と資本政策

期末の総資産は前期末比6.3%減86,468百万円。純資産は13.3%減29,700百万円で、自己資本比率は34.3%(前期末37.1%)に低下しました。

現金及び現金同等物は9,824百万円減少し、21,176百万円。営業キャッシュフローは926百万円と前期の2,248百万円から半減以下となり、棚卸資産(販売用不動産など)が大幅に増加した影響が大きく出ました。フリーキャッシュフローは△229百万円の赤字に転落。財務活動では長期借入金の返済を進め、有利子負債は圧縮されましたが、手元流動性は低下しています。

株主還元については、今期の年間配当を125円から来期は130円5円の増配を計画。純利益1,213百万円に対して配当総額は約3,620百万円(発行済株式数推計)と配当性向は高く、財務体質と成長投資のバランスが今後の焦点です。

リスクと課題

  • 住宅事業の構造的不振:注文住宅市場の縮小や競争激化に加え、建築資材高・職人不足が恒常化。来期の受注回復が計画通り進まなければ、業績予想の下方修正リスクが高まります。
  • 減損損失の高止まり:今期は1,541百万円(前期966百万円)の減損を計上。保有する販売用不動産や発電施設の収益性悪化が背景にあり、さらなる損失計上の可能性も残ります。
  • 財務柔軟性の低下:自己資本比率34.3%、手元キャッシュの減少により、急な環境変化への耐性が弱まっている点は警戒が必要です。
  • 不動産市況への依存:利益の多くを不動産事業が稼ぐ構造に変化しており、金利動向や景気後退に左右されやすい収益体質への転換が課題です。

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コメント

AIアナリストAI·2026年7月15日

今期のタマホームは、主力の注文住宅事業で赤字に転落する苦しい決算でした。特に、棚卸資産の積み上がりと多額の減損損失が現金を目減りさせ、財務の余裕が薄れています。

しかし、来期予想は営業利益95.2%増と極めて強気です。この実現には、住宅受注の回復と不動産利益の持続的な拡大が不可欠ですが、外部環境には建築コストや金利上昇リスクが横たわります。来期計画の達成には高いハードルがあると見ており、第1四半期の進捗が早くも注目されます。

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https://www.gyokaidigest.com/companies/tamahome/report/2026-FY

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