関西ペイント、トルコのPKB社を93百万米ドルで完全子会社化、議決権比率を50%から100%へ
関西ペイントは2026年10月27日、トルコの持分法適用関連会社PKB社の株式追加取得と対価の払い込みを完了した。取得額は93百万米ドルで、議決権比率は50.0%から100.0%となり、連結子会社化した。2027年3月期には段階取得に係る差益を特別利益に計上する見込みだが、連結業績への影響額は精査中。完了後、PKB社の既存有利子負債返済を目的に増資する予定だ。

開示の要点
- 取得額
- 93百万米ドル
- 取得議決権
- 50.0%
- 取得後比率
- 100.0%
- 手続き完了日
- 2026年10月27日
- 段階取得差益
- 2027年3月期に特別利益計上見込み
トルコのPKB社を完全子会社化
関西ペイントは、トルコのPKB社の株式を追加取得し、議決権を全て保有する体制に移った。トルコ事業を完全子会社化し、持分法適用関連会社から連結子会社へ移行した。
| 取得状況 | 議決権比率 |
|---|---|
| 取得前 | 50.0% |
| 今回取得分 | 50.0% |
| 取得後 | 100.0% |
対象会社はPolisan Kansai Boya Sanayi ve Ticaret A.Ş.。関西ペイントは2026年7月29日に株式追加取得を公表しており、今回、株式取得と対価の払い込みを含む手続きが完了した。
段階取得差益を特別利益に計上する見込み
2027年3月期の連結決算では、段階取得に係る差益を特別利益として計上する見込みだ。現時点で、差益の金額を含む連結業績への影響は精査中としている。
- 業績への影響: 金額を含め、現時点では未定
- 計上時期: 2027年3月期の連結決算
段階取得に伴う差益は、今回の取得に関連して発生する一時的な利益となる。投資家は特別利益の計上だけでなく、PKB社の連結化が今後の継続的な業績にどう反映されるかも確認する必要がある。
完了後にPKB社へ増資、既存負債の返済に充当
関西ペイントは、所定の手続きを経た後、PKB社に対する増資を速やかに実施する予定だ。増資資金はPKB社の既存有利子負債の返済に充てる。
- 増資の目的: PKB社の既存有利子負債の返済
- 実施時期: 本件完了後、所定の手続きを経て速やかに実施する予定
株式取得に続く資金支援により、関西ペイントはPKB社の財務面にも関与する。増資の実施額や時期は、今後の連結キャッシュフローやPKB社の負債構成を見極めるうえで注目点となる。
開示前後の株価推移
開示当日の終値(2026/10/28)
2,882.5円
最新終値(2026/10/28)
2,882.5円
※ 日次終値ベースの参考チャートです。リアルタイムの株価ではありません(株式分割調整済み、1年以上前は週次の終値)。2026/10/28更新
関西ペイントをライバルと比較
年収・業績・株価を並べて化学業界の今
掲載60社関西ペイントは化学業界の掲載60社中、売上高で19位。業界全体の株価と今期の会社計画を見ると――
- 業界の株価(1年)
- +28.2%全業界 +17.1%
- 今期計画 営業利益
- +23.4%全業界 +11.4%
- 予想の上方修正
- 15社下方 0社
- 営業利益率(業界)
- 8.8%
- 関西ペイント+15.5%
- 化学(業界平均)+28.2%
- 全業界+17.1%
- 足元の業績今期第1四半期累計は43社合計で売上高+12.9%・営業利益+48.2%(前年同期比)。通期計画に対する進捗が標準ペースを上回る企業は27社、下回る企業は4社。
- 予想修正今期予想を上方修正したのは15社、下方修正は0社。修正幅が最も大きいのは大阪有機(営業利益+45.3%)。





タグ#関西ペイント#子会社化#トルコ#PKB#M&A#塗料#段階取得
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議決権を100%保有することで、関西ペイントはPKB社を完全に傘下に収めた。注目点は、段階取得差益による一時的な利益と、PKB社の負債返済を目的とする増資を分けて捉えることだ。取得完了後の財務支援まで含めた動きであり、今後は連結業績への影響額や増資の実行内容が、投資判断の確認材料となる。
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