オービック、27年3月期営業利益を1005億円に上方修正、年間配当は100円へ増配
オービックは2027年3月期の連結業績予想を上方修正し、売上高を1512億円、営業利益を1005億円、親会社株主に帰属する純利益を850億円とした。いずれも前回予想を上回り、前期実績も超える見通し。期末配当予想は1株47円から53円に引き上げ、年間配当は94円から100円となる。業績進捗を踏まえた上方修正と増配で、第2四半期累計の進捗が判断の根拠となった。

開示の要点
- 営業利益
- 1005億円
- 純利益
- 850億円
- 期末配当
- 1株53円
- 年間配当
- 1株100円
通期業績を上方修正、前期実績も上回る見通し
2027年3月期の売上高、各段階利益の予想を引き上げた。前回予想からの増額は、売上高と営業利益がそれぞれ25億円、経常利益が55億円、純利益が30億円となる。
| 指標(億円) | 前回予想 | 今回予想 | 前期実績 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,487.0 | 1,512.0 | 1,352.1 |
| 営業利益 | 980.0 | 1,005.0 | 888.2 |
| 経常利益 | 1,145.0 | 1,200.0 | 1,047.8 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 820.0 | 850.0 | 751.9 |
会社が公表した前回予想比の増加率は、売上高1.7%、営業利益2.6%、経常利益4.8%、純利益3.7%。1株当たり当期純利益は前回予想の189円23銭から198円59銭に引き上げ、前期実績の171円61銭も上回る見通しだ。今回予想は前期実績と比べても、売上高から純利益までいずれも増加する。
期末配当を6円引き上げ、年間100円に
期末配当予想を1株47円から53円へ引き上げる。第2四半期末の実績47円と合わせ、年間配当は前回予想の94円から100円となる。
| 1株当たり配当(円) | 前回予想 | 今回予想・実績 | 2026年3月期実績 |
|---|---|---|---|
| 第2四半期末 | 47 | 47 | 37 |
| 期末 | 47 | 53 | 47 |
| 年間 | 94 | 100 | 84 |
年間配当は前期実績の84円を16円上回る。会社は、業績予想の修正や足元の業績動向などを踏まえ、当初予定していた期末配当から6円増やすとしている。
修正理由は第2四半期累計の進捗
上方修正の理由として会社が挙げたのは、第2四半期累計期間の業績進捗だ。通期の売上高と各段階利益が、前回予想を上回る見込みになったとしている。
- 業績の進捗: 第2四半期累計期間の実績を踏まえ、通期の売上高と各段階利益を上方修正した。
- 株主還元の方針: 強固な経営基盤と財務内容の充実を図りながら、安定的かつ継続的な利益還元を基本方針としている。
- 予想の前提: 業績予想は公表日時点で入手可能な情報に基づくもので、実際の業績は今後の要因によって予想と異なる可能性がある。
今回の開示では、業績を押し上げた事業や要因の内訳は示されていない。前回予想を上回る進捗が続くか、また増配後も利益還元を継続できるかが、今後の確認点となる。
開示前後の株価推移
開示当日の終値(2026/10/27)
5,940円
最新終値(2026/10/27)
5,940円
※ 日次終値ベースの参考チャートです。リアルタイムの株価ではありません(株式分割調整済み、1年以上前は週次の終値)。2026/10/27更新
ITサービス業界の今
掲載31社オービックはITサービス業界の掲載31社中、売上高で11位。業界全体の株価と今期の会社計画を見ると――
- 業界の株価(1年)
- +9.1%全業界 +16.1%
- 今期計画 営業利益
- +28.7%全業界 +10.8%
- 予想の上方修正
- 6社下方 0社
- 営業利益率(業界)
- 14.5%
- オービック+19.9%
- ITサービス(業界平均)+9.1%
- 全業界+16.1%
- 足元の業績今期第1四半期累計は13社合計で売上高+6.7%・営業利益+10.5%(前年同期比)。通期計画に対する進捗が標準ペースを上回る企業は3社、下回る企業は11社。
- 予想修正今期予想を上方修正したのは6社、下方修正は0社。修正幅が最も大きいのはAppier(営業利益+16.7%)。





タグ#オービック#上方修正#増配#業績予想#2027年3月期#情報サービス#株主還元
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通期予想は前回から引き上げられ、前期実績も上回る内容となった。特に経常利益の前回予想比の増加率は4.8%で、開示された利益項目の中で最も大きい。年間配当も前期実績を上回る一方、会社は修正の背景を第2四半期累計の進捗としており、具体的な事業別の寄与は説明していない。次の決算で進捗の持続性を確かめたい。
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