牧野フライス製作所、27年3月期営業利益を363億円に上方修正、前期実績も上回る
牧野フライス製作所は、2027年3月期の連結業績予想を上方修正し、売上高を3060億円、営業利益を363億円、純利益を290億円とした。従来予想比ではそれぞれ10.9%、31.5%、31.2%増で、前期実績の2611.8億円、営業利益250.4億円、純利益209.9億円も上回る。中間期は需要増と円安で利益が予想を超え、需要増と円安が押し上げた。

開示の要点
- 通期売上高
- 3060億円
- 通期営業利益
- 363億円
- 通期純利益
- 290億円
- 中間期営業利益
- 176.4億円
- 想定ドル円
- 155.50円
通期営業利益は前回予想から31.5%増
牧野フライス製作所は2027年3月期の連結業績予想を引き上げた。通期予想を上方修正し、売上高、営業利益、経常利益、純利益のいずれも前回予想と前期実績を上回る見通しだ。
| 指標(億円) | 前回予想 | 今回予想 | 前期実績 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2760 | 3060 | 2611.8 |
| 営業利益 | 276 | 363 | 250.4 |
| 経常利益 | 284 | 371 | 273.0 |
| 純利益 | 221 | 290 | 209.9 |
今回予想は前回予想に対し、売上高が10.9%、営業利益が31.5%、経常利益が30.6%、純利益が31.2%増える。1株当たり当期純利益も、前回予想の188.96円から249.52円に引き上げた。前期実績との比較でも主要4項目はすべて上回る計画だが、会社は為替や需要など今後の要因によって実際の業績が予想と異なる可能性があるとしている。
中間期は利益が予想を大幅に上回る
2026年4月から9月までの中間期は、売上高と各利益が前回予想を上回った。営業利益は予想比60.4%増、純利益は同50.4%増となり、前期の中間期実績も上回った。
| 指標(億円) | 前回予想 | 中間期実績 | 前期中間期実績 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1315 | 1460.0 | 1194.2 |
| 営業利益 | 110 | 176.4 | 95.0 |
| 経常利益 | 115 | 180.0 | 105.3 |
| 純利益 | 91 | 136.9 | 67.6 |
売上高の予想比は11.0%増で、利益の上振れ率が売上高を大きく上回った。1株当たり中間純利益は、前回予想の77.81円に対し実績が117.21円だった。中間期の実績を通期予想に反映したことで、年間の利益見通しも引き上げられた。
需要増と円安を通期予想に反映
会社は中間期の売上高と利益が予想を上回った理由として、需要の増加と、期初の想定より円安で推移した為替を挙げた。通期予想も中間期の業績を踏まえ、売上高と利益を修正した。
| 通貨 | 前回想定 | 今回想定 |
|---|---|---|
| 米ドル | 150.00円 | 155.50円 |
| ユーロ | 178.00円 | 180.00円 |
| シンガポールドル | 115.00円 | 120.00円 |
円安想定を引き上げ、今回の通期予想では米ドル、ユーロ、シンガポールドルの想定レートをいずれも前回より円安方向に見直した。開示資料は、需要増と為替のそれぞれが業績をどの程度押し上げるかまでは示していない。為替や需要の変化が今後の業績に与える影響は、予想の前提と実績の差を追ううえで注目点となる。
開示前後の株価推移
開示当日の終値(2026/10/30)
2,917円
最新終値(2026/10/30)
2,917円
※ 日次終値ベースの参考チャートです。リアルタイムの株価ではありません(株式分割調整済み、1年以上前は週次の終値)。2026/10/30更新
牧野フライスをライバルと比較
年収・業績・株価を並べて機械業界の今
掲載54社牧野フライスは機械業界の掲載54社中、売上高で22位。業界全体の株価と今期の会社計画を見ると――
- 業界の株価(1年)
- +14.9%全業界 +14.9%
- 今期計画 営業利益
- +14.5%全業界 +13.0%
- 予想の上方修正
- 19社下方 4社
- 営業利益率(業界)
- 9.6%
- 牧野フライス+30.2%
- 機械(業界平均)+14.9%
- 全業界+14.9%
- 足元の業績今期第1四半期累計は27社合計で売上高+14.6%・営業利益+24.4%(前年同期比)。通期計画に対する進捗が標準ペースを上回る企業は7社、下回る企業は18社。
- 予想修正今期予想を上方修正したのは19社、下方修正は4社。修正幅が最も大きいのはTHK(営業利益+84.6%)。






タグ#牧野フライス製作所#業績予想修正#工作機械#2027年3月期#上方修正#為替#中間決算
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中間期の利益が予想を大きく超えたことを受けた上方修正で、通期の主要利益も前期実績を上回る見通しとなった。会社が円安方向に想定レートを見直した点から、業績を読む際には需要の動向と為替の両方を確認したい。上方修正の持続性は、残る期間の需要と為替の推移が焦点となるが、開示資料だけでは個別要因の寄与額までは判断できない。
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