マックス株式会社、2027年3月期営業利益予想を202億円に上方修正、年間配当も43円へ
マックスは2026年10月29日、2027年3月期の連結営業利益予想を前回の199億円から202億円へ引き上げた。親会社株主に帰属する純利益は154億円、売上高は1,100億円を見込む。いずれも前期実績を上回る見通しで、年間配当予想も40円から43円に増額し、株式分割後換算の前期実績37円を上回る。利益・配当を上方修正。欧米でコンクリート構造物向け工具の販売が伸びている。

開示の要点
- 営業利益
- 202億円
- 純利益
- 154億円
- 年間配当
- 43円
- 売上高
- 1,100億円
営業利益予想は202億円、前期実績も上回る
2027年3月期の連結業績予想を上方修正し、売上高から純利益までの各項目で前回予想と前期実績を上回る見通しとした。 修正前後と前期実績は次の通り。
| 指標 | 前回予想 | 今回予想 | 前期実績 |
|---|---|---|---|
| 売上高(億円) | 1,099 | 1,100 | 996.07 |
| 営業利益(億円) | 199 | 202 | 175.71 |
| 経常利益(億円) | 199 | 203 | 183.82 |
| 親会社株主に帰属する純利益(億円) | 150.5 | 154 | 138.91 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 85.36 | 87.34 | 76.55 |
前回予想からの増額は、売上高が1億円、営業利益が3億円、経常利益が4億円、純利益が3.5億円。会社が示した前回予想比の増減率は、それぞれ0.1%、1.5%、2.0%、2.3%となる。前期実績との比較でも、売上高は996.07億円、営業利益は175.71億円、経常利益は183.82億円、純利益は138.91億円をそれぞれ上回る。
1株当たり純利益の前期実績は、2026年4月1日に実施した1株を4株とする株式分割を前期首に行ったと仮定して算定した値。株式分割後の基準で比較すると、今回予想の87.34円は前期実績の76.55円を上回る。
欧米のコンクリート工具販売が上振れをけん引
会社は、2026年7月30日に公表した予想を上回る見込みとなった理由として、欧米でのコンクリート構造物向け工具の販売伸長を挙げた。欧米工具販売が上振れをけん引した形だ。
- 上振れの要因: 欧米でコンクリート構造物向け工具の販売が伸びた。
- 修正の対象: 2027年3月期の通期連結業績予想。
売上高の修正幅は前回予想比1億円にとどまる一方、営業利益や純利益も増額した。会社の説明からは、販売の伸びが業績予想の上振れにつながったことが読み取れるが、製品別・地域別の販売額や利益への寄与額は示されていない。
年間配当は43円、株式分割後換算の前期実績を上回る
年間配当予想を前回の40円から43円へ3円引き上げた。 前期実績は株式分割前の実額で148円だが、株式分割後の換算では37円となる。
| 1株当たり配当(円) | 前回予想 | 今回予想 | 前期実績 |
|---|---|---|---|
| 年間配当 | 40 | 43 | 148(分割後換算37) |
会社は配当方針として、連結決算を基準に純資産配当率6.0%、配当性向50%を目安に掲げる。米国の政策動向や中東情勢に不透明感があるとしながらも、現時点の業績は堅調に推移しているとして、業績予想と配当方針を踏まえ増配を決めた。
株式分割後の基準では、今回の43円は前期実績の37円を6円上回る。配当額は最終的な業績や会社の判断によって変わる可能性があるため、今後の業績推移とあわせて確認したい。
開示前後の株価推移
開示当日の終値(2026/10/29)
1,872円
最新終値(2026/10/29)
1,872円
※ 日次終値ベースの参考チャートです。リアルタイムの株価ではありません(株式分割調整済み、1年以上前は週次の終値)。2026/10/29更新
マックスをライバルと比較
年収・業績・株価を並べて機械業界の今
掲載54社マックスは機械業界の掲載54社中、売上高で41位。業界全体の株価と今期の会社計画を見ると――
- 業界の株価(1年)
- +17.1%全業界 +16.0%
- 今期計画 営業利益
- +14.1%全業界 +11.7%
- 予想の上方修正
- 17社下方 3社
- 営業利益率(業界)
- 9.6%
- マックス+34.7%
- 機械(業界平均)+17.1%
- 全業界+16.0%
- 足元の業績今期第1四半期累計は31社合計で売上高+14.5%・営業利益+25.8%(前年同期比)。通期計画に対する進捗が標準ペースを上回る企業は7社、下回る企業は19社。
- 予想修正今期予想を上方修正したのは17社、下方修正は3社。修正幅が最も大きいのはTHK(営業利益+84.6%)。






タグ#マックス#業績予想修正#配当予想修正#工具#コンクリート工具#欧米販売#2027年3月期
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今回の修正は、売上高の上方幅に比べて営業利益・純利益の増額が大きく、販売の伸びが利益にも寄与する見通しを示した。ただし、開示資料には地域別・製品別の売上高や利益の内訳はない。配当は分割後換算の前期実績を上回る水準となったが、会社は米国の政策動向や中東情勢を不透明要因に挙げている。業績の上振れが続くかを確認する局面であり、次の決算では販売動向と利益の進捗が焦点となる。
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