MARUWA、27年3月期営業利益予想を13.6%上方修正、通期売上高1,015億円に
MARUWAは2027年3月期通期の連結業績予想を上方修正し、売上高を1,015億円、営業利益を383億円に引き上げた。7月公表予想に対し、それぞれ8.8%、13.6%増。中間期も売上高469.21億円、営業利益176.05億円と予想を上回り、前中間期実績も上回った。通期純利益は260億円を見込む。通信・車載需要を増産へ、下期に工場新棟を稼働させる。

開示の要点
- 通期売上高
- 1,015億円
- 通期営業利益
- 383億円
- 中間営業利益
- 176.05億円
- 通期純利益
- 260億円
- 為替前提
- 1ドル158円
通期予想を再上方修正、前期実績も上回る水準
MARUWAは2027年3月期の売上高予想を1,015億円、営業利益予想を383億円に引き上げた。前回予想からの増額は売上高が82億円、営業利益が46億円となる。
| 前回予想(億円) | 今回予想(億円) | 前期実績(億円) | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 933.00 | 1,015.00 | 744.76 |
| 営業利益 | 337.00 | 383.00 | 249.76 |
| 経常利益 | - | 383.00 | 263.21 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | - | 260.00 | 181.63 |
売上高は前回予想比8.8%増、営業利益は同13.6%増の修正となった。今回予想は前期実績と比べても、売上高、営業利益、経常利益、純利益のいずれも上回る。
中間期は売上高・営業利益とも予想超え
2026年4〜9月期の実績は、売上高と営業利益が7月公表の予想を上回った。売上高は予想比11.2%増、営業利益は同19.0%増だった。
| 前回予想(億円) | 実績(億円) | 前中間期実績(億円) | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 422.00 | 469.21 | 331.15 |
| 営業利益 | 148.00 | 176.05 | 108.43 |
| 経常利益 | - | 176.40 | 111.23 |
| 親会社株主に帰属する中間純利益 | - | 121.19 | 74.13 |
実績は前中間期と比べても各利益が上回った。中間期に需要が想定を超えたことが、通期予想を再度引き上げる土台となった。
通信、半導体メモリ、車載が需要をけん引
会社は、中間期の売上高と各利益が予想を上回った理由として、情報通信、半導体、車載の各分野での需要動向を挙げた。通期についても、下期に強い需要が続くと見込む。
- 情報通信: 次世代高速通信向けで強い需要を見込む。
- 半導体: 汎用メモリ向けの需要回復が中間期の実績を押し上げ、下期も堅調を見込む。
- 車載: 新エネルギー車向けが中間期に堅調。通期は差別化製品の拡大を見込む。
複数の用途で需要が伸びる見通しが、通期の上方修正につながった。売上高の伸びに加え、営業利益の修正率が売上高を上回っている点も、今回の予想見直しの特徴だ。
下期に瀬戸・土岐の新棟を稼働
MARUWAは下期から通信関連の瀬戸工場新棟、車載関連の土岐工場新棟を稼働させ、増産を進める。業績予想の前提とする為替レートは1ドル158円。
- 瀬戸工場: 通信関連の新棟を下期から稼働。
- 土岐工場: 車載関連の新棟を下期から稼働。
- 増産方針: 次世代高速通信向けや新エネルギー車向けなど、見込む需要の取り込みを図る。
新棟の稼働は、需要見通しを生産能力の拡大につなげる動きだ。投資家は需要の持続性に加え、増産が計画どおり進み、通期予想の達成に結びつくかを確認することになる。工場の稼働は生産拠点や事業構成に関わるため、就職活動中の学生にとっても、通信・車載関連を強化する事業動向として注目点となる。
開示前後の株価推移
開示当日の終値(2026/10/27)
47,000円
最新終値(2026/10/27)
47,000円
※ 日次終値ベースの参考チャートです。リアルタイムの株価ではありません(株式分割調整済み、1年以上前は週次の終値)。2026/10/27更新
ガラス・土石製品業界の今
掲載17社MARUWAはガラス・土石製品業界の掲載17社中、売上高で13位。業界全体の株価と今期の会社計画を見ると――
- 業界の株価(1年)
- +27.5%全業界 +16.1%
- 今期計画 営業利益
- +12.3%全業界 +10.8%
- 予想の上方修正
- 5社下方 1社
- 営業利益率(業界)
- 10.0%
- MARUWA+17.0%
- ガラス・土石製品(業界平均)+27.5%
- 全業界+16.1%
- 足元の業績今期第1四半期累計は10社合計で売上高+11.3%・営業利益+25.1%(前年同期比)。通期計画に対する進捗が標準ペースを上回る企業は5社、下回る企業は6社。
- 予想修正今期予想を上方修正したのは5社、下方修正は1社。修正幅が最も大きいのは東海カーボン(営業利益+34.6%)。






タグ#MARUWA#業績予想修正#上方修正#電子部品#次世代高速通信#新エネルギー車#工場増産
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上方修正は中間期の上振れだけでなく、下期の通信・車載需要と新棟稼働を織り込んだものだ。営業利益の修正率が売上高を上回る一方、需要の見通しと増産計画の実行が予想達成の焦点となる。新棟の稼働が需要を実際の出荷に結びつけるか、また為替前提の変化が業績にどう影響するかを、今後の開示で見極めたい。
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