三和ホールディングス、上限100億円の自社株買いと300万株消却を決定、2027年3月末まで取得
三和ホールディングスは10月30日、株主還元と資本効率の向上を狙い、自己株式の取得と消却を決めた。取得は2026年11月6日から2027年3月31日まで、上限371万株・100億円で実施し、発行済み株式数(自己株式を除く)の1.8%に当たる。別途、300万株を12月11日に消却する。自社株買いと消却を同時決定したが、買い付けは上限設定で、実際の取得株数は市場での執行次第となる。

開示の要点
- 取得株数
- 上限371万株(1.8%)
- 取得総額
- 上限100億円
- 取得期間
- 2026年11月6日〜2027年3月31日
- 消却株数
- 300万株(1.4%)
- 消却予定日
- 2026年12月11日
上限100億円で市場買い付け
同社は自己株式の取得枠を設定し、東京証券取引所で市場買い付けを行う。取得の上限は発行済み株式数(自己株式を除く)の1.8%に相当する。
- 取得方法: 東京証券取引所における市場買い付け。
- 会社が示した目的: 株主還元の強化に加え、資本効率の向上と機動的な資本政策の遂行。
今回の決議は取得の上限を定めるもので、実際の買い付け株数や金額は市場での執行状況によって変わる。会社の説明では、株主還元と資本効率を意識した資本政策の一環となる。
自己株式300万株を消却
取締役会は、保有する自己株式のうち300万株を消却することも決議した。消却後の発行済み株式総数は、自己株式を含めて2億1,600万株となる予定だ。
- 消却対象: 当社普通株式。
- 9月末時点の株式数: 自己株式を除く発行済み株式数は2億721万110株、自己株式は1,178万9,890株。
自社株買いは会社の資金を使って株式を取得する取り組みで、消却は保有する自己株式を発行済み株式数から除く手続きだ。今回の資料は両方を決めた一方、買い付けた株式を消却に充てるとは明記していないため、別々の決議として捉える必要がある。
開示前後の株価推移
開示当日の終値(2026/10/30)
3,935円
最新終値(2026/10/30)
3,935円
※ 日次終値ベースの参考チャートです。リアルタイムの株価ではありません(株式分割調整済み、1年以上前は週次の終値)。2026/10/30更新
三和HDをライバルと比較
年収・業績・株価を並べて金属製品業界の今
掲載11社三和HDは金属製品業界の掲載11社中、売上高で4位。業界全体の株価と今期の会社計画を見ると――
- 業界の株価(1年)
- +4.4%全業界 +14.9%
- 今期計画 営業利益
- +7.4%全業界 +13.0%
- 予想の上方修正
- 1社下方 1社
- 営業利益率(業界)
- 6.2%
- 三和HD−6.5%
- 金属製品(業界平均)+4.4%
- 全業界+14.9%
- 足元の業績今期第1四半期累計は6社合計で売上高+8.4%・営業利益+11.7%(前年同期比)。通期計画に対する進捗が標準ペースを上回る企業は1社、下回る企業は6社。
- 予想修正今期予想を上方修正したのは1社、下方修正は1社。修正幅が最も大きいのはトーカロ(営業利益+11.3%)。





タグ#三和ホールディングス#自己株式取得#自社株買い#自己株式消却#株主還元#資本効率
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取得枠は上限であり、実際の買い付け規模は市場での執行に左右される。投資家は上限額だけでなく、期間中の取得実績も確認したい。消却は発行済み株式数を減らす手続きだが、自己株式を除いた株式数を消却時点でさらに減らすものではない。買い付けの実績と消却の役割を分けて見ることが、株主還元策の評価では重要になる。
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