GSユアサ、2027年3月期業績予想を上方修正、海外鉛蓄電池好調で営業利益15.8%増
株式会社ジーエス・ユアサ コーポレーションは2027年3月期第2四半期および通期の業績予想を上方修正した。海外鉛蓄電池の販売堅調と円安が寄与し、中間期の経常利益は前回予想比31.3%増の210億円へ大幅上振れ。海外鉛蓄電池の好調が全体をけん引し、通期でも売上高は3.0%増の6,800億円に引き上げた。ただし通期純利益は395億円と、前期の418億円を下回る見通しだ。

中間決算で大幅利益改善、海外鉛蓄電池が牽引
2027年3月期第2四半期(中間期)の連結業績予想は、売上高が前回予想比1.3%増の3,130億円、営業利益が同15.8%増の220億円、経常利益が同31.3%増の210億円、親会社株主に帰属する中間純利益が同33.3%増の120億円にそれぞれ上方修正された。前年同期実績と比較しても、売上高は15.0%増、営業利益は17.5%増、経常利益は21.5%増、中間純利益は14.6%増と全段階で二桁成長を達成する見通しだ。この好調の背景には、海外鉛蓄電池の堅調な販売が挙げられる。特に為替が対米ドルで円安に振れたことも利益を押し上げた。経常利益の大幅上方修正は、期初想定を大きく上回る海外需要の強さを示している。
| 項目 | 前回予想 | 今回修正 | 増減率 | 前年同期実績 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 3,090億円 | 3,130億円 | +1.3% | 2,721億円 |
| 営業利益 | 190億円 | 220億円 | +15.8% | 187億円 |
| 経常利益 | 160億円 | 210億円 | +31.3% | 172億円 |
| 中間純利益 | 90億円 | 120億円 | +33.3% | 104億円 |
(単位:百万円)
通期予想も引き上げ、しかし純利益は前期割れ
通期連結業績予想は、売上高が6,800億円(前回比+3.0%)、営業利益が630億円(同+5.0%)、経常利益が610億円(同+8.9%)、当期純利益が395億円(同+9.7%)に修正された。中間期の好調を受けた上方修正であり、為替の追い風も継続するとみている。しかし、純利益は前期実績(418億円)を5.6%下回る水準にとどまり、通期純利益は前期比減となる見込み。営業利益も前期の601億円から4.8%増にとどまり、大幅な増益とはなっていない。中東情勢や為替相場の不確実性はあるものの、通期見通しを上方修正したことは、経営陣の自信の表れと言える。一方で、円高が進行すれば収益が大きく目減りするリスクも内包している。
| 項目 | 前回予想 | 今回修正 | 増減率 | 前期実績 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 6,600億円 | 6,800億円 | +3.0% | 6,089億円 |
| 営業利益 | 600億円 | 630億円 | +5.0% | 601億円 |
| 経常利益 | 560億円 | 610億円 | +8.9% | 582億円 |
| 当期純利益 | 360億円 | 395億円 | +9.7% | 418億円 |
(単位:百万円)
開示前後の株価推移
開示当日の終値(2026/8/5)
6,010円
最新終値(2026/10/23)
4,666円-22.4%
※ 日次終値ベースの参考チャートです。リアルタイムの株価ではありません(株式分割調整済み、1年以上前は週次の終値)。2026/10/25更新
タグ#GSユアサ#業績予想修正#6674#鉛蓄電池#上方修正#円安
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コメント
今回の上方修正は、海外鉛蓄電池の需要拡大と為替円安が主因だ。中間期の経常利益が31.3%増と急改善した点は評価できるが、通期純利益が前期実績を下回る点には注意が必要。為替依存度の高さがリスクであり、今後の円高進行で業績が下振れる可能性がある。一方、中間期の好調が持続すれば通期再上方修正の余地もあり、第3四半期以降の動向を注視したい。
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