CCIグループ、27年3月期純利益を190億円に上方修正し年間配当35円へ
CCIグループは、2027年3月期の連結純利益予想を190億円に引き上げ、年間配当を従来の30円から35円へ5円増やす。中間純利益は予想90億円に対し136億7000万円となり、経常利益も予想を上回った。一方、通期経常利益予想は265億円で据え置く。北國銀行の資金利益増加と税負担率の低下が背景で、通期純利益は前期実績126億3200万円を上回る見通しだ。

開示の要点
- 通期純利益
- 190億円に上方修正
- 1株利益
- 85円88銭
- 中間純利益
- 136億7000万円
- 年間配当
- 35円、前回予想比5円増
- 配当性向
- 40.6%の見込み
中間純利益は予想を51.88%上回る
2027年3月期中間期の連結業績は、経常収益、経常利益、親会社株主に帰属する中間純利益のいずれも、2026年4月に公表した予想を上回った。金利上昇が利益を押し上げ、中間純利益は予想を51.88%上回る。
| 2027年3月期中間期 | 公表予想 | 今回実績 |
|---|---|---|
| 経常収益(億円) | 536.78 | 712.56 |
| 経常利益(億円) | 140.00 | 153.42 |
| 中間純利益(億円) | 90.00 | 136.70 |
差異の理由として会社は、連結子会社の北國銀行で資金利益が増加したことに加え、税効果会計により法人税等の負担率が低下したことを挙げた。中間期の実績は公表予想との比較であり、資料には前年同期実績との比較は示されていない。
通期純利益を190億円に上方修正
通期の親会社株主に帰属する当期純利益予想は、前回の170億円から190億円に引き上げた。一方、経常利益予想は265億円で据え置く。前期実績との比較では、純利益は126億3200万円、経常利益は197億5600万円だった。
| 2027年3月期通期 | 前回予想 | 今回予想 | 前期実績 |
|---|---|---|---|
| 経常利益(億円) | 265.00 | 265.00 | 197.56 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益(億円) | 170.00 | 190.00 | 126.32 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 76.15 | 85.88 | 55.98 |
- 上方修正の理由: 北國銀行の資金利益が金利上昇などを背景に増加する見込み。
- 純利益の押し上げ要因: 税効果会計による法人税等の負担率低下を見込む。
通期純利益の修正率は11.7%。経常利益は前期実績を上回る見通しだが、今回の予想修正では変更していない。会社は、発表時点で入手可能な情報に基づく予想であり、実際の業績は今後の要因で変動する可能性があるとしている。
年間配当は35円、配当性向40.6%を見込む
業績予想の修正を受け、2027年3月期の年間配当予想を30円から35円に増額する。期末配当は15円から20円に引き上げ、会社の株主還元方針である配当性向40%程度を踏まえた判断とした。純利益の上方修正を株主還元にも反映する。
| 1株当たり配当 | 前回予想 | 今回予想 | 前期実績 |
|---|---|---|---|
| 第2四半期末(円) | 15.00 | 15.00 | 11.00 |
| 期末(円) | 15.00 | 20.00 | 12.00 |
| 年間合計(円) | 30.00 | 35.00 | 23.00 |
前期実績は、2025年10月1日の1株を10株とする株式分割を考慮した金額。今回の年間配当予想は前期実績を上回り、通期の連結配当性向は40.6%となる見込みだ。会社は、業績予想が変動する可能性も示しており、利益の実現状況と配当方針の両方が今後の確認点となる。
開示前後の株価推移
開示当日の終値(2026/10/30)
1,130円
最新終値(2026/10/30)
1,130円
※ 日次終値ベースの参考チャートです。リアルタイムの株価ではありません(株式分割調整済み、1年以上前は週次の終値)。2026/10/30更新
CCIグループをライバルと比較
年収・業績・株価を並べて銀行業界の今
掲載49社CCIグループは銀行業界の掲載49社中、売上高で32位。業界全体の株価と今期の会社計画を見ると――
- 業界の株価(1年)
- +67.8%全業界 +14.9%
- 今期計画 営業利益
- +23.5%全業界 +13.0%
- 予想の上方修正
- 6社下方 0社
- 営業利益率(業界)
- 17.1%
- CCIグループ+71.5%
- 銀行(業界平均)+67.8%
- 全業界+14.9%
- 足元の業績今期第1四半期累計は23社合計で売上高+28.2%・営業利益+40.9%(前年同期比)。通期計画に対する進捗が標準ペースを上回る企業は13社、下回る企業は0社。
- 予想修正今期予想を上方修正したのは6社、下方修正は0社。修正幅が最も大きいのはちゅうぎん(売上高+31.9%)。






タグ#CCIグループ#業績予想修正#増配#北國銀行#銀行#金利上昇#株主還元
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注目点は、通期経常利益を据え置きながら純利益を上方修正したことだ。中間期では資金利益の増加に加え、税負担率の低下も利益を押し上げており、修正のすべてが本業の収益力向上によるものとは限らない。年間配当35円と配当性向40.6%の見込みは還元姿勢を示す一方、今後は金利環境の変化と税効果を除いた利益の持続性を見極めたい。
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