千葉興業銀行、満期保有目的債券に197億円の含み損、2027年3月期の業績・配当予想に影響なし
千葉興業銀行は、2027年3月期第2四半期末に満期保有目的の債券で196億8500万円の含み損を計上した。帳簿価額は1,108億6500万円、時価は911億7900万円。含み損は2026年3月期の連結経常利益の154.8%、親会社株主に帰属する当期純利益の228.5%に相当する。一方、同行は2027年3月期の業績予想と配当予想への影響はないとしている。その他有価証券の評価益を含む有価証券全体の評価損益は18億900万円のプラスだった。

開示の要点
- 含み損総額
- 196.85億円
- 帳簿価額
- 1,108.65億円
- 時価
- 911.79億円
- 全体評価損益
- 18.09億円のプラス
- 予想への影響
- 業績・配当とも影響なし
満期保有目的債券で196億8500万円の含み損
2027年3月期第2四半期末、満期保有目的の債券の時価が帳簿価額を下回り、196億8500万円の含み損となった。対象としたのは、時価を合理的に算定できる債券。含み損の規模は、前期実績との比較で次の通り。\n\n
| 比較対象 | 金額(億円) | 含み損の割合 |
|---|---|---|
| 2026年3月期の連結経常利益 | 127.11 | 154.8% |
| 2026年3月期の親会社株主に帰属する当期純利益 | 86.12 | 228.5% |
\n含み損は前期の連結経常利益を上回る規模だが、これは前期実績を基準にした比較で、今期の損益見通しを示すものではない。同行は今回の含み損について、2027年3月期の業績予想と配当予想に影響しないとしている。
その他有価証券の評価益を含めると全体はプラス
満期保有目的債券では大幅な含み損となった一方、その他有価証券の評価益が上回り、開示された有価証券全体の評価損益はプラスだった。内訳は以下の通り。\n\n
| 区分 | 評価損益(億円) |
|---|---|
| 満期保有目的債券の含み益 | 0.02 |
| 満期保有目的債券の差引含み損益 | -196.83 |
| その他保有目的の有価証券 | 214.92 |
| 有価証券全体 | 18.09 |
\n債券区分で含み損益に差が出ており、全体のプラスだけでは満期保有目的債券の損失規模を把握しにくい。投資家は、保有区分ごとの評価損益と、業績予想への影響に関する会社の説明を分けて見る必要がある。
業績予想と配当予想への影響はなし
同行は、今回の含み損が2027年3月期の業績予想および配当予想に影響しないと説明した。開示資料では、含み損が生じた理由や今後の保有方針についての説明は示されていない。\n\n含み損の金額だけで今期業績や配当の変化を判断することはできない。株主にとっては、今後の業績開示で、会社が示した「予想への影響なし」という見通しに変更がないかを確認することが焦点となる。
開示前後の株価推移
開示当日の終値(2026/10/30)
2,462円
最新終値(2026/10/30)
2,462円
※ 日次終値ベースの参考チャートです。リアルタイムの株価ではありません(株式分割調整済み、1年以上前は週次の終値)。2026/10/30更新
千葉興銀をライバルと比較
年収・業績・株価を並べて銀行業界の今
掲載49社千葉興銀は銀行業界の掲載49社中、売上高で48位。業界全体の株価と今期の会社計画を見ると――
- 業界の株価(1年)
- +67.8%全業界 +14.9%
- 今期計画 営業利益
- +23.5%全業界 +13.0%
- 予想の上方修正
- 6社下方 0社
- 営業利益率(業界)
- 17.1%
- 千葉興銀+53.0%
- 銀行(業界平均)+67.8%
- 全業界+14.9%
- 足元の業績今期第1四半期累計は23社合計で売上高+28.2%・営業利益+40.9%(前年同期比)。通期計画に対する進捗が標準ペースを上回る企業は13社、下回る企業は0社。
- 予想修正今期予想を上方修正したのは6社、下方修正は0社。修正幅が最も大きいのはちゅうぎん(売上高+31.9%)。






タグ#千葉興業銀行#有価証券含み損#満期保有目的債券#銀行#評価損益#業績予想#配当予想
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含み損は前期の連結経常利益の154.8%に相当し、金額の大きさは目を引く。一方、その他有価証券の評価益を合わせた全体の評価損益はプラスで、会社は業績・配当予想への影響も否定している。全体損益と債券区分ごとの損失を分けて見ることが重要だ。今後は含み損の推移に加え、業績見通しに関する会社の説明が変わるかを追いたい。
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