オリエンタルランド、27年3月期営業利益を1854億円に上方修正、純利益は1335億円予想
オリエンタルランドは2027年3月期の連結業績予想を上方修正し、営業利益を1854億円、親会社株主に帰属する当期純利益を1335億円とした。営業利益は前期実績の1684億円を上回る見通しだ。上期は東京ディズニーシーの25周年イベントなどを背景に、入園者数やゲスト1人当たり売上高が予想を上回った。年間入園者数の想定も引き上げ、上期の好調を通期予想に反映した。

開示の要点
- 通期売上高
- 7633億円
- 通期営業利益
- 1855億円
- 通期純利益
- 1335億円
- 年間入園者数
- 2850万人
通期営業利益は前期実績を上回る見通し
2027年3月期の売上高、営業利益、経常利益、純利益をいずれも上方修正した。前回予想と今回予想、前期実績は次の通り。金額は億円、1株当たり利益は円。
| 指標 | 前回予想 | 今回予想 | 前期実績 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 7,243.12 | 7,633.34 | 7,045.39 |
| 営業利益 | 1,607.76 | 1,854.65 | 1,684.13 |
| 経常利益 | 1,680.57 | 1,957.84 | 1,696.41 |
| 当期純利益 | 1,137.97 | 1,335.26 | 1,218.81 |
| 1株当たり利益(円) | 69.40 | 81.42 | 74.34 |
修正前と比べ、売上高は390億円、営業利益は246億円、経常利益は277億円、当期純利益は197億円、それぞれ増える計画だ。前期実績との比較でも、売上高や営業利益を含む4指標はいずれも上回る見通しとなった。
会社は、上期の実績と足元の動向などを踏まえて通期予想を見直した。今回の修正は、上期の上振れを反映したもので、今後の業績はさまざまな要因で予想と異なる可能性があるとしている。
上期は利益が予想を上回り、前期実績も超過
2026年4月から9月までの連結業績は、売上高が3,487.42億円、営業利益が784.97億円、当期純利益が618.81億円となった。いずれも前回予想と前期実績を上回った。
| 指標 | 前回予想 | 今回実績 | 前期実績 |
|---|---|---|---|
| 売上高(億円) | 3,240.46 | 3,487.42 | 3,161.89 |
| 営業利益(億円) | 589.32 | 784.97 | 682.41 |
| 経常利益(億円) | 671.85 | 900.41 | 693.05 |
| 四半期純利益(億円) | 455.20 | 618.81 | 483.10 |
| 1株当たり利益(円) | 27.76 | 37.73 | 29.47 |
会社は、東京ディズニーシーの開園25周年イベント「東京ディズニーシー25周年“スパークリング・ジュビリー”」などにより、テーマパーク入園者数とゲスト1人当たり売上高が増えたことなどを、予想を上回った理由に挙げた。上期の営業利益は前期実績を約103億円上回り、当期純利益も前期実績を約136億円上回った。
年間入園者数の見込みも引き上げ
2027年3月期のテーマパーク年間入園者数は、前回予想の2,800万人から2,850万人へ引き上げた。会社の開示では、前回予想比で1.8%増となる。
- 上方修正の背景: 上期の入園者数やゲスト1人当たり売上高が予想を上回ったことに加え、足元の動向を踏まえた。
- イベント要因: 東京ディズニーシーの開園25周年イベントが、上期の業績を押し上げた要因の一つとなった。
入園者数の上方修正は、上期の好調を通期の需要見通しにも織り込んだことを示す。一方、会社は予想の作成時点で入手可能な情報に基づく計画であり、実際の業績は今後の要因によって変動する可能性があるとしている。
開示前後の株価推移
開示当日の終値(2026/10/29)
3,170円
最新終値(2026/10/29)
3,170円
※ 日次終値ベースの参考チャートです。リアルタイムの株価ではありません(株式分割調整済み、1年以上前は週次の終値)。2026/10/29更新
オリエンタルランドをライバルと比較
年収・業績・株価を並べてレジャー・観光業界の今
掲載8社オリエンタルランドはレジャー・観光業界の掲載8社中、売上高で1位。業界全体の株価と今期の会社計画を見ると――
- 業界の株価(1年)
- −3.1%全業界 +16.0%
- 今期計画 営業利益
- +8.7%全業界 +11.7%
- 予想の上方修正
- 2社下方 1社
- 営業利益率(業界)
- 15.1%
- オリエンタルランド−8.5%
- レジャー・観光(業界平均)−3.1%
- 全業界+16.0%
- 足元の業績今期第2四半期累計は3社合計で売上高+9.0%・営業利益+12.1%(前年同期比)。通期計画に対する進捗が標準ペースを上回る企業は0社、下回る企業は3社。
- 予想修正今期予想を上方修正したのは2社、下方修正は1社。修正幅が最も大きいのはオリエンタルランド(営業利益+15.4%)。



タグ#オリエンタルランド#業績予想修正#東京ディズニーリゾート#東京ディズニーシー#テーマパーク#入園者数
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注目点は、上期の利益が予想を大きく上回ったことに加え、会社が年間入園者数の想定も引き上げた点だ。業績の上振れは、入園者数だけでなくゲスト1人当たり売上高の増加も寄与しており、来園需要と消費の両面が示された。通期予想の達成度を見極めるうえでは、下期もこの需要と客単価の勢いが続くかが焦点となる。会社は予想に不確実性があることも明記している。
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