NGK株式会社、27年3月期通期予想を上方修正、純利益1000億円と年間配当126円へ
NGK株式会社は2027年3月期の連結純利益予想を前回の820億円から1000億円に引き上げた。前期実績599億3600万円を上回る見通しで、営業利益も1300億円へ上方修正する。中間期は半導体関連や送変電設備向けが伸び、計画を上回った。業績見通しの改善を受け、年間配当予想は前期実績80円から126円に増額する。

開示の要点
- 通期純利益
- 1000億円
- 通期営業利益
- 1300億円
- 年間配当
- 126円
- 中間純利益
- 608億円
通期純利益予想を1000億円に上方修正
NGKは2027年3月期の連結業績予想を引き上げ、売上高から純利益まで全ての主要項目で前回予想を上回る見通しとした。
| 指標(億円) | 前回予想 | 今回予想 | 前期実績 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 7,100 | 7,700 | 6,701.25 |
| 営業利益 | 1,070 | 1,300 | 949.97 |
| 経常利益 | 1,050 | 1,260 | 952.02 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 820 | 1,000 | 599.36 |
今回予想は前回比で売上高8.5%、営業利益21.5%、経常利益20.0%、純利益22.0%の増額となる。前期実績との比較でも、売上高は6,701億円、営業利益は949億円、経常利益は952億円、純利益は599億円からそれぞれ増える計画だ。1株当たり当期純利益の予想も、前回の290.67円から354.02円に引き上げた。
中間期は半導体・送電設備向けが伸長
中間期の実績は売上高3,713億600万円、営業利益698億8900万円、経常利益703億9500万円、純利益608億円となり、いずれも前回予想を上回った。前回予想は売上高3,500億円、営業利益530億円、経常利益530億円、純利益450億円で、前中間期実績に対しても各項目で増加した。
- デジタルソサエティ事業: AI用途の半導体需要が大きく増え、半導体製造装置向け製品やハイセラムキャリアの需要が拡大した。
- エネルギー&インダストリー事業: データセンター投資の拡大を背景に米国で送変電設備の増強が進み、がいし製品の需要が増えた。
- エンバイロメント事業: 地域ごとに自動車販売にばらつきがあったものの、自動車関連製品の需要は堅調だった。
- 為替: 円安が中間期業績を押し上げる要因となった。
半導体・送電需要が牽引し、複数の事業で需要が広がったことが上振れの背景にある。中間期の1株当たり純利益は214.66円で、前回予想の159.03円、前中間期実績の81.58円を上回った。
中間・期末を各10円増配、年間126円に
中間配当を1株63円とし、期末配当予想も63円に引き上げた。年間配当予想は前回の106円から126円となり、前期実績の80円を上回る。
| 1株当たり配当(円) | 中間 | 期末 | 年間 |
|---|---|---|---|
| 前回予想 | 53 | 53 | 106 |
| 今回予想・実績 | 63 | 63 | 126 |
| 前期実績 | 38 | 42 | 80 |
今回の中間配当は取締役会で決議され、効力発生日は2026年12月2日。期末配当は予想であり、4月公表分から1株当たり10円増額した。
同社は、連結配当性向35%以上と純資産配当率3.5%程度を中期的な目処とし、業績やキャッシュ・フローなどを踏まえて配当を決める方針を示している。業績予想の上方修正を株主還元にも反映した形だ。
下期はAI関連需要を見込む一方、為替前提も明示
会社は下期も半導体製造装置向け製品の旺盛な需要が続くと見込む一方、自動車関連製品では中国市場をはじめ弱さが見られると説明した。下期の業績予想に用いる為替レートは1米ドル150円、1ユーロ175円としている。
通期予想の引き上げには、上期の円安効果も寄与した。今後の業績は半導体関連需要の継続や為替の動向に左右される可能性があり、会社も実際の数値は様々な要因で予想と大きく異なる場合があるとしている。
開示前後の株価推移
開示当日の終値(2026/10/30)
4,613円
最新終値(2026/10/30)
4,613円
※ 日次終値ベースの参考チャートです。リアルタイムの株価ではありません(株式分割調整済み、1年以上前は週次の終値)。2026/10/30更新
日本ガイシをライバルと比較
年収・業績・株価を並べてガラス・土石製品業界の今
掲載17社日本ガイシはガラス・土石製品業界の掲載17社中、売上高で5位。業界全体の株価と今期の会社計画を見ると――
- 業界の株価(1年)
- +25.4%全業界 +14.9%
- 今期計画 営業利益
- +13.9%全業界 +13.0%
- 予想の上方修正
- 6社下方 1社
- 営業利益率(業界)
- 10.0%
- 日本ガイシ+77.0%
- ガラス・土石製品(業界平均)+25.4%
- 全業界+14.9%
- 足元の業績今期第1四半期累計は8社合計で売上高+11.7%・営業利益+32.1%(前年同期比)。通期計画に対する進捗が標準ペースを上回る企業は5社、下回る企業は6社。
- 予想修正今期予想を上方修正したのは6社、下方修正は1社。修正幅が最も大きいのは東海カーボン(営業利益+34.6%)。






タグ#NGK#5333#業績予想修正#増配#半導体製造装置#送変電設備#セラミックス
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今回の上方修正は、AI向け半導体製造装置製品と米国の送変電設備向け需要が業績を押し上げた点が焦点だ。前期実績に対しても主要利益の増加を見込む一方、上期の円安効果が含まれ、下期の為替前提も明示された。投資家は、需要の強さが為替影響を除いても続くか、次の業績開示で確認したい。利益成長の持続性が焦点となる。
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