日本取引所グループが1株を2株に分割、2027年4月1日効力発生で投資単位を引き下げ
日本取引所グループは、普通株式1株を2株に分割する。2027年3月31日を基準日、同年4月1日を効力発生日とし、個人投資家の投資単位を引き下げる狙いだ。分割後の発行済み株式数は20億4459万7272株となる。2027年3月期の期末配当は分割前の株式数を基準に実施し、発行可能株式総数も41億7000万株から80億株へ変更する。投資単位の引き下げを目的とした分割となる。

開示の要点
- 分割比率
- 1株につき2株
- 基準日
- 2027年3月31日
- 効力発生日
- 2027年4月1日
1株を2株に分割、発行済み株式数は約2倍に
普通株式1株を2株に分割する。会社は、個人投資家の投資単位を引き下げることを目的に挙げた。
| 発行済み株式数 | 株数 |
|---|---|
| 分割前 | 1,022,298,636株 |
| 分割で増加 | 1,022,298,636株 |
| 分割後 | 2,044,597,272株 |
分割後の株主は、保有株数が2倍になる一方、株価は理論上、分割比率に応じて調整される。株式の価値そのものが分割によって増えるわけではないが、1株当たりの価格が下がることで、投資を始める際の資金負担を抑えやすくなる。なお、分割前の発行済み株式数は、2026年10月27日時点の発行済み株式数から、同年11月10日に消却する自己株式を差し引いて算出している。
発行可能株式数を変更、期末配当は分割前基準
株式分割に合わせて定款を変更し、発行可能株式総数を41億7000万株から80億株に引き上げる。変更の効力も2027年4月1日に生じる。
- 定款変更: 会社法の規定に基づき、発行可能株式総数を変更する。
- 期末配当: 2027年3月期の期末配当は、2027年3月31日時点の株式分割前の株式数を基準に実施する。
- 背景: 個人投資家から投資単位の引き下げを求める声が多いことを踏まえた。
期末配当は分割前の株数を基準とするため、分割によって配当の基準となる株数が途中で切り替わることはない。発行可能株式総数の拡大は、分割後の発行済み株式数に対応させるための定款変更となる。
開示前後の株価推移
開示当日の終値(2026/10/27)
2,088円
最新終値(2026/10/27)
2,088円
※ 日次終値ベースの参考チャートです。リアルタイムの株価ではありません(株式分割調整済み、1年以上前は週次の終値)。2026/10/27更新
証券業界の今
掲載13社日本取引所は証券業界の掲載13社中、売上高で3位。業界全体の株価と今期の会社計画を見ると――
- 業界の株価(1年)
- +20.4%全業界 +16.1%
- 予想の上方修正
- 1社下方 0社
- 営業利益率(業界)
- 13.8%
- 日本取引所+17.7%
- 証券(業界平均)+20.4%
- 全業界+16.1%
- 予想修正今期予想を上方修正したのは1社、下方修正は0社。修正幅が最も大きいのは日本取引所(営業利益+34.3%)。
- 会社計画2027年度の会社計画(2社合計)は営業利益+29.6%。営業利益の伸びは全業界の計画(+10.8%)を上回る。






タグ#日本取引所グループ#株式分割#8697#投資単位#個人投資家#定款変更#期末配当
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今回の分割は、個人投資家が株式を購入する際の資金面のハードルを下げ、投資家層の広がりにつながる可能性がある。一方、株数が2倍になっても、分割だけで企業価値や株主の持ち分価値が増えるわけではない。注目点は、投資単位の引き下げが実際の売買の活発化につながるかどうかだ。期末配当は分割前の株数を基準にすると明記されており、分割による一株当たり配当の見かけの変化と、配当総額への影響を混同しないようにしたい。
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