ミスミグループ本社、27年3月期営業利益を780億円に上方修正、前期実績も上回る
ミスミグループ本社は2027年3月期の連結業績予想を上方修正し、売上高を5,650億円、営業利益を780億円、親会社株主に帰属する純利益を524億円に引き上げた。7月時点の予想に比べ、それぞれ6.2%、16.4%、17.0%増。前期実績も売上高4,413億8,300万円、営業利益476億1,300万円、純利益404億5,700万円で、修正後予想は各項目で上回る。デジタル施策とデータセンター・半導体需要が上振れをけん引する。

開示の要点
- 売上高予想
- 5,650億円
- 営業利益予想
- 780億円
- 経常利益予想
- 778億円
- 純利益予想
- 524億円
- 1株利益
- 199.98円
利益予想の上方修正幅、売上高を上回る
ミスミグループ本社は2027年3月期の通期連結業績予想を引き上げた。前回予想と今回予想、前期実績は次の通り。
| 指標 | 前回予想 | 今回予想 | 前期実績 |
|---|---|---|---|
| 売上高(億円) | 5,320 | 5,650 | 4,413.83 |
| 営業利益(億円) | 670 | 780 | 476.13 |
| 経常利益(億円) | 673 | 778 | 490.95 |
| 純利益(億円) | 448 | 524 | 404.57 |
| 1株当たり利益(円) | 169.67 | 199.98 | 149.30 |
前回予想からの増額率は、売上高が6.2%、営業利益が16.4%、経常利益が15.6%、純利益が17.0%。修正後予想は、売上高から純利益まで前期実績をいずれも上回る。利益の修正率が売上高を上回っており、会社は売上拡大に加えて利益面の上振れも見込んでいる。
デジタル施策と関連投資の需要が追い風
会社は、デジタルモデル施策の効果が想定を上回るペースで表れ、継続していることなどを理由に挙げた。具体的には、次の要因を予想に反映した。
- デジタルモデル施策: Fictiv、エコノミーシリーズ、D-JIT、meviyの効果が想定以上のペースで発現・継続。
- 需要動向: データセンターおよび半導体関連の投資を背景に、需要が好調。
- 事業環境: 地政学リスクをはじめ、不透明な状況が続いている。
需要環境の追い風と、複数のデジタル施策の効果が上方修正の主な根拠となった。一方で、会社は不透明な事業環境にも言及しており、今回の予想は発表時点で得られる情報をもとにした見通しとしている。
下期の為替前提と予想上の留意点
2026年10月1日から2027年3月31日までの平均為替レートについて、会社は次の前提を置いた。
- 米ドル: 1ドル155.0円。
- ユーロ: 1ユーロ175.0円。
- 人民元: 1元22.5円。
これらは通期予想に含まれる下期の為替前提で、実際の業績は今後のさまざまな要因により予想と異なる可能性がある。会社は、事業環境の変化などで予想を修正すべき事象が生じた場合、速やかに知らせるとしている。
開示前後の株価推移
開示当日の終値(2026/10/30)
3,925円
最新終値(2026/10/30)
3,925円
※ 日次終値ベースの参考チャートです。リアルタイムの株価ではありません(株式分割調整済み、1年以上前は週次の終値)。2026/10/30更新
ミスミをライバルと比較
年収・業績・株価を並べて専門商社業界の今
掲載35社ミスミは専門商社業界の掲載35社中、売上高で20位。業界全体の株価と今期の会社計画を見ると――
- 業界の株価(1年)
- +24.7%全業界 +14.9%
- 今期計画 営業利益
- +11.0%全業界 +13.0%
- 予想の上方修正
- 14社下方 2社
- 営業利益率(業界)
- 3.0%
- ミスミ+62.7%
- 専門商社(業界平均)+24.7%
- 全業界+14.9%
- 足元の業績今期第1四半期累計は18社合計で売上高+12.3%・営業利益+35.3%(前年同期比)。通期計画に対する進捗が標準ペースを上回る企業は7社、下回る企業は7社。
- 予想修正今期予想を上方修正したのは14社、下方修正は2社。修正幅が最も大きいのはミスミ(営業利益+41.8%)。





タグ#ミスミグループ本社#業績予想修正#2027年3月期#機械部品#デジタルモデル#データセンター#半導体
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今回の上方修正では、売上高よりも営業利益や純利益の増額率が大きく、デジタル施策の浸透と好調な関連需要を利益予想にも織り込んだ形です。ただし、会社は地政学リスクなど不透明な環境が続くと説明しています。投資家は、今後の実績が施策の効果と需要の強さを維持できるかに加え、示された下期の為替前提からどのように動くかを確認したいところです。
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