住友重機、2026年12月期第3四半期決算、営業利益58%増で受注拡大

住友重機の2026年12月期第3四半期決算は、売上高が前年同期比10.8%増、営業利益が58.2%増となり、増収増益でした。半導体関連の需要や設備投資の回復を背景に受注が伸び、メカトロニクスや建設機械など幅広い事業で利益が拡大しました。通期予想は据え置き、年間配当は前期比20円増の145円を見込みます。

決算の数字第3四半期累計
期初から9ヶ月間の累計値(前年同期比)
| 項目 | 実績 | 前年比 | 通期予想 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 8,342億円 | +10.8% | 1.1兆円 | 74% |
| 営業利益 | 550億円 | +58.2% | 680億円 | 81% |
| 純利益 | 285億円 | +43.4% | 350億円 | 82% |
| 営業利益率 | 6.6% | |||
この決算のポイント
- 1受注高は前年同期比15.9%増の9,149億円、受注残高も前期末比8.3%増
- 2メカトロニクスは半導体関連需要が追い風となり、営業利益が前年同期比47%増
- 3インダストリアル マシナリーは前年同期の赤字から黒字に転換
- 4通期予想は据え置き、年間配当予想は前期の125円から145円に増額
- 5自己株式を約169万株取得し、取得支出は前年同期の約27億円から約89億円に増加
リスクと課題
受注と利益は伸びていますが、需要の地域差や事業ごとの採算、構造改革に伴う費用には注意が必要です。会社は業績予想が一定の前提に基づくもので、実績はさまざまな要因で変動するとしています。
- 中国景気の低迷: 中国では景気の弱さが続いています。需要の回復が鈍れば、同地域向けの製品や設備投資関連の受注に影響する可能性があります。
- 需要変動と受注の反動: 半導体関連や大型案件が受注を押し上げていますが、顧客の設備投資や案件の時期が変われば、売上計上や利益の振れにつながります。
- 事業構造改革の費用: 第3四半期累計では事業構造改革費用を計上しました。欧州での改革効果が利益改善につながる一方、実行費用や改革の進捗が業績に影響します。
- 事業譲渡後の収益構成: 蒸気タービン事業の譲渡がエネルギー&ライフラインの売上・利益に影響しました。事業ポートフォリオの見直し後に、残る事業で収益力をどう高めるかが課題です。
- 為替・金融費用: 為替差損や支払利息は営業外費用に計上されています。為替変動や金利負担の変化が経常利益を押し下げる可能性があります。
決算発表前後の株価推移
決算発表当日の終値(2026/10/30)
5,276円
最新終値(2026/10/30)
5,276円
※ 日次終値ベースの参考チャートです。リアルタイムの株価ではありません(株式分割調整済み、1年以上前は週次の終値)。2026/10/30更新
住友重機をライバルと比較
年収・業績・株価を並べて機械業界の今
掲載54社住友重機は機械業界の掲載54社中、売上高で4位。業界全体の株価と今期の会社計画を見ると――
- 業界の株価(1年)
- +14.9%全業界 +14.9%
- 今期計画 営業利益
- +14.5%全業界 +13.0%
- 予想の上方修正
- 19社下方 4社
- 営業利益率(業界)
- 9.6%
- 住友重機+27.7%
- 機械(業界平均)+14.9%
- 全業界+14.9%
- 足元の業績今期第1四半期累計は27社合計で売上高+14.6%・営業利益+24.4%(前年同期比)。通期計画に対する進捗が標準ペースを上回る企業は7社、下回る企業は18社。
- 予想修正今期予想を上方修正したのは19社、下方修正は4社。修正幅が最も大きいのはTHK(営業利益+84.6%)。






タグ#住友重機#決算#決算分析#四半期決算#増収増益#受注高#半導体製造装置#配当増額#自己株式取得
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利益成長を特定の一事業に頼らず、メカトロニクス、建設関連、産業機械で広げられた点は評価できます。受注残高も増えており、足元の案件が今後の売上につながる余地があります。
一方、産業機械の黒字転換には採算改善や欧州の構造改革が寄与しており、改善が一時的でないかを見極めたいところです。通期予想は据え置かれたため、最終四半期に受注を着実に売上へ結び付け、採算を維持できるかが焦点です。
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- 2026年12月期 第2四半期
- 2026年12月期 第1四半期
- 2025年12月期 通期




