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2026年3月期 第3四半期
繊維業界は今、EV市場の変調という荒波に揉まれています。東レは韓国の電池部材で250億円、帝人は主力のアラミド等で608億円の減損損失を出し、利益が大きく削られました。かつての「成長の星」が重荷となる中、本業の稼ぐ力とポートフォリオ再編の速さで明暗が分かれています。
帝人株式会社
帝人が発表した2026年3月期第3四半期(2025年4月〜12月)の連結決算は、売上収益が前年同期比 12.7%減 の 6,598億円、純損益が 589億円の赤字(前年同期は509億円の黒字)となりました。主力のアラミド繊維事業や炭素繊維事業において、競争激化や需給環境の悪化を背景に合計 608億円 の 非金融資産の減損損失 を計上したことが大きく響きました。IT事業(インフォコム)の売却による非継続事業からの利益がなくなったことも減益要因となり、厳しい経営環境が浮き彫りとなっています。