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最新の決算ダイジェスト・業界ダイジェストをまとめて読む
31件のレポート(2 / 3 ページ)
2026年3月期 通期
三菱ケミカルグループ株式会社
三菱ケミカルG・2026年3月期通期、純利益73.7%減の118億円——製薬事業譲渡で構造改革急ぐ、産業ガスは過去最高益
三菱ケミカルグループが13日に発表した2026年3月期通期決算は、売上収益が前年同期比 6.2%減 の 3兆7,040億円、最終的な親会社株主に帰属する当期純利益が同 73.7%減 の 118億円 となった。主力の 田辺三菱製薬(現・田辺ファーマ)の事業譲渡 に伴う事業再編が進む一方、化学市況の低迷や減損損失の計上が利益を押し下げた。実力値を示すコア営業利益は 2,250億円(前年比 1.7%減)と微減に留まり、産業ガス事業の好調が下支えする格好となった。
2026年3月期 通期
三井化学株式会社
三井化学・2026年3月期通期、売上収益7.8%減の1兆6,688億円——原料安で減収も純利益は6.6%増、次期はV字回復へ
三井化学が発表した2026年3月期の連結決算(IFRS)は、売上収益が前期比 7.8%減 の 1兆6,688億円、純利益は同 6.6%増 の 344億円 となりました。ナフサなど原料価格の下落に伴う販売単価の下落が売上を押し下げた一方、高付加価値製品の販売増や財務収支の改善が寄与し、最終増益を確保しました。同社は 「VISION 2030」 のもとで事業ポートフォリオの変革を加速させており、次期は半導体需要の回復などを背景に、売上高 1.9兆円 と過去最高水準を目指す強気の計画を掲げています。
2026年3月期 通期
三菱瓦斯化学株式会社
三菱瓦斯化学・2026年3月期通期、最終損益403億円の赤字に転落——海外事業の巨額減損が響くも、次期V字回復と増配を計画
三菱瓦斯化学が発表した2026年3月期通期決算は、売上高が前期比4.6%減の7,382億円、営業利益が同10.9%減の452億円となりました。メタノール市況の下落や一部事業の撤退に加え、オランダや台湾の製造子会社、トリニダード・トバゴの持分法適用会社において計784億円の巨額な減損損失を計上したことで、最終損益は403億円の赤字(前期は455億円の黒字)に転落しました。厳しい着地となった一方で、同社は累進配当方針を堅持し、次期は大幅な業績回復とさらなる増配を見込んでいます。
2026年3月期 通期(決算開示延期)
エア・ウォーター株式会社
エア・ウォーター・2026年3月期通期、決算短信の開示延期を発表——特別調査委員会の報告受け自主点検を継続
エア・ウォーターは5月13日、2026年3月期(通期)の決算短信について、期末から45日以内での開示が困難になったと発表した。3月31日に受領した特別調査委員会の報告内容を精査し、多数の連結子会社に対して網羅的な会計処理の点検を進めていることが主な要因だ。第3四半期決算に続く異例の開示延期となり、市場からはガバナンス体制や内部統制の不備に対する懸念が一段と強まる見通しとなっている。
2026年3月期 通期
デンカ株式会社
デンカ・2026年3月期通期、営業利益82%増の262億円——不採算事業の整理とAI関連需要の拡大でV字回復
化学大手のデンカが13日に発表した2026年3月期の連結決算は、営業利益が前年比82.0%増の262億2,500万円と大幅な増益を記録しました。売上高は原材料安に伴う販売価格の下落で減収となりましたが、米国子会社の製造停止による構造改革や、AI(人工知能)向け半導体材料の好調が利益を大きく押し上げました。前期に計上した多額の特別損失が解消され、親会社株主に帰属する当期純利益は156億9,500万円(前期は123億円の赤字)と黒字転換を果たしています。
2026年3月期 通期
東ソー株式会社
東ソー・2026年3月期、純利益28%減の416億円——米子会社での減損計上が響くも、エンジニアリング事業は最高益を更新
東ソーが発表した2026年3月期通期決算は、売上高が前期比 4.1%減 の 1兆199億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同 28.3%減 の 416億円 となりました。石油化学やクロル・アルカリといった基礎原料部門が中国の需要低迷や市況下落で苦戦したほか、米国子会社における 約196億円の減損損失 の計上が利益を押し下げました。一方で、半導体向け水処理装置を担うエンジニアリング事業は好調を維持し、過去最高益を更新する「二極化」の鮮明な決算となっています。
2026年12月期 第1四半期
株式会社レゾナック・ホールディングス
レゾナック・2026年12月期Q1、コア営業利益2.3倍の336億円——AI向け半導体材料が牽引、上期予想を上方修正
化学大手のレゾナック・ホールディングスが発表した2026年12月期第1四半期決算は、本業の稼ぎを示すコア営業利益が前年同期比126.4%増の336億円と大幅な増益を記録しました。AI(人工知能)向けの先端半導体材料が強力な牽引役となったほか、モビリティ事業の回復も寄与し、石油化学事業の定期修繕による減収影響を利益面で補いました。同社は足元の好調を受け、上期の業績予想を上方修正しており、構造改革の成果が鮮明になっています。
2026年3月期
旭化成株式会社
旭化成・2026年3月期、営業利益9.1%増の2,312億円——医薬・住宅が牽引、構造改革で成長領域へ集中
旭化成が発表した2026年3月期決算は、売上高が前期比1.2%増の3兆745億円、営業利益が同9.1%増の2,312億円と増収増益を確保しました。北米の住宅需要減退や素材事業での定期修理といった押し下げ要因はあったものの、買収効果による医薬事業の躍進と国内住宅事業の堅調さが業績を支えました。同社は現在、血液浄化事業やセパレータ事業の譲渡など、「ベストオーナー」の観点から大規模な事業ポートフォリオの転換を加速させており、収益性の向上と成長分野へのリソース集中を鮮明にしています。
2026年12月期 第1四半期
株式会社クラレ
クラレ・2026年12月期Q1、売上高3.1%増の2,009億円——主力事業の需要低迷で営業利益は20%減も、機能材料は大幅増益
高機能化学大手のクラレが13日に発表した2026年12月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比3.1%増の2,009億円、営業利益が同20.3%減の148億円と、増収減益の結果となりました。主力のビニルアセテート事業において、中東情勢の混乱や世界的な需要低迷を背景とした販売数量の減少と操業度悪化が利益を押し下げました。一方で、円安による為替効果や機能材料セグメントの好調が下支えとなり、通期業績予想および創立100周年記念配当を含む増配計画は据え置いています。
2026年3月期 通期
東レ株式会社
東レ・2026年3月期通期、純利益2.1%増の795億円——韓国事業の減損響くも持分法改善で補う。次期は大幅増配へ
東レが13日に発表した2026年3月期通期決算は、売上収益が前期比 0.9%増 の 2兆5,851億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同 2.1%増 の 795億円 となりました。韓国子会社のバッテリーセパレータフィルム事業で多額の 減損損失を計上 したことで営業利益は大幅に減少しましたが、持分法投資損益の改善が最終利益を下支えしました。また、次期の年間配当は前期比6円増の 26円(うち記念配当3円)を計画しており、株主還元姿勢を一段と強めています。
2026年3月期 通期
関西ペイント株式会社
関西ペイント・2026年3月期通期、売上高5,897億円でほぼ横ばい——経常利益11%増も、構造改革で純利益は減少
関西ペイントが11日に発表した2026年3月期の連結決算は、売上高が前期比0.2%増の5,897億9,500万円、営業利益が同4.5%減の497億2,600万円となりました。原材料高や人件費などの固定費増加が響き営業減益となりましたが、為替差益や持分法投資利益の拡大により経常利益は11.4%増の547億1,300万円と底堅く推移しました。一方、欧州事業の再編に伴う構造改革費用の計上や前期の特別利益剥落により、純利益は17.4%減の316億4,100万円にとどまりましたが、年間配当は前期の50円から110円へと大幅な増配を決定しています。
2026年3月期 通期
日油株式会社
日油・2026年3月期通期、純利益11%増の405億円——防衛関連が急成長、50億円の自社株買いも発表
日油が発表した2026年3月期決算は、売上高が前期比8.2%増の2,579億円、純利益が11.1%増の405億円となり、増収増益を確保した。防衛・宇宙関連の収益認識が大幅に加速した「化薬事業」が業績を強力に牽引した。同社は好調な業績を背景に、年間配当を前期の45円から61円へ大幅増額したほか、上限50億円の自社株買いの実施を公表し、株主還元を一段と強化する姿勢を鮮明にしている。
