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業界ダイジェスト
航空2社・2026年3月期決算——過去最高の売上を更新!利益率で勝るJALと規模で勝るANAの「次の一手」
日本の航空業界はコロナ禍から完全復活を遂げました。ANAホールディングスは売上高2.5兆円、日本航空(JAL)は2兆円を突破し、共に過去最高水準です。しかし、利益面ではJALが成長率26.4%と圧倒。規模の拡大を優先するANAと、収益性を重視するJALで、経営スタイルの差が鮮明になっています。


全社過去最高水準の売上も、利益率ではJALに軍配
大手私鉄5社・2026年3月期通期決算——インバウンドで潤うも人件費が重荷、株主還元への「本気度」に差
鉄道大手5社の2026年3月期決算は、インバウンド需要の恩恵で売上は総じて好調でした。しかし、人件費高騰や先行投資が響き、本業の儲け(営業利益)は多くの企業で足踏みしています。その中で注目は、東急や小田急が見せた異例の積極的な株主還元です。収益構造の変化とPBR改善に向けた「本気度」が試されています。





インバウンドで増収も、人件費増と株主還元姿勢で明暗が分かれた
JR旅客3社・2026年3月期通期決算——JR東海が利益率41%で独走、万博特需の西日本と多角化の東日本
JR旅客3社は揃って増収増益を達成しました。特にJR東海は営業利益率41.4%という驚異的な数字を出し、過去最高益を更新。インバウンド需要の定着と大阪・関西万博の特需が追い風となり、各社とも「鉄道の先」を見据えた生活サービスへの転換が加速した1年となりました。



新幹線の稼ぐ力と非鉄道事業の多角化が、過去最高益を牽引
百貨店大手4社・2026年3月期 第3四半期——インバウンド一服で分かれた明暗、金融と富裕層シフトが勝敗の鍵
百貨店業界は、前年の爆発的なインバウンド需要の反動に直面しました。三越伊勢丹は純利益で過去最高を更新し、丸井グループは金融を軸に2桁の増収増益を達成。一方で、店舗再編や一時的な費用が響いたJ.フロントや、本業が減益となった髙島屋など、稼ぐ力の差が鮮明になった決算です。




モノ売りから金融・顧客管理へ、収益構造の転換が勝敗を分けた
大手ガス2社・2026年3月期通期決算——東京ガスの純益3倍増と大阪ガスの高効率経営、脱ガス化が加速
大手ガス2社の2026年3月期決算は、海外事業の成否が利益を大きく左右しました。東京瓦斯は純利益が前期比205.8%増と爆発的に伸び、大阪瓦斯も減収ながら営業利益率8.6%という高い稼ぐ力を維持しています。両社とも従来の「国内ガス販売」から、エネルギー投資会社へと変貌を遂げた姿が鮮明になりました。


海外事業が利益の主役に。ガス販売頼みのモデルは過去のもの。
大手電力3社・2026年3月期通期——稼ぐ力の関西電力と巨額損失の東電、明暗分かれた決算
燃料価格の下落で各社は減収となりました。しかし、本業の儲けには差が出ています。原子力発電が安定した関西電力は、10.8%という高い利益率を誇ります。一方、東京電力HDは、本業は回復したものの廃炉費用で4,543億円もの最終赤字となりました。経営基盤の格差が浮き彫りになった一年です。



原発稼働の安定が収益格差を決定づけた
大手ハウスメーカー・マンションデベ3社、2026年3月期決算、大和ハウスが営業利益6,000億円で独走
大和ハウス工業が営業利益6,000億円の大台を突破し、業界首位の座を盤石にしました。資材高騰の逆風下でも3社すべてが過去最高売上を更新。国内のストック型ビジネスや海外戦略の成否が、収益力の差となって鮮明に表れた決算期となりました。



全社最高売上も、事業ポートフォリオの差で利益に明暗
スーパーゼネコン4社・2026年3月期決算——「量より質」へ大転換、鹿島が3兆円超え、大成は利益率9%で首位
スーパーゼネコン4社の決算が出揃いました。資材高を乗り越え、各社とも大幅な増益を達成。不採算工事の整理が進み、業界は「利益重視」のフェーズへ突入しました。特に鹿島建設は売上3兆円、営業利益2400億円を超え独走。株主還元を競うように強化する姿勢も鮮明になりました。




「規模」から「利益」へ。受注選別で収益性が劇的改善。
五大総合商社・2026年3月期決算——資源安の逆風下、非資源で稼ぐ伊藤忠が最高益で独走。各社は株主還元競争へ
2026年3月期の商社決算は、資源バブルの終焉が明暗を分けました。三菱商事や三井物産が前期の特需がなくなった反動で減益となる一方、生活消費に強い伊藤忠商事が過去最高益を更新。各社は大規模な自社株買いや増配を競い合い、投資家へのアピールを一段と強めています。





資源頼みの収益構造が崩れ、事業の「質」が問われる時代へ
損害保険大手3社・2026年3月期 第2四半期——SOMPOの利益倍増とMS&ADの急成長、王者・東京海上に迫る
損害保険大手3社の決算は、政策保有株式の売却加速により利益水準が劇的に変化しました。特にSOMPOホールディングスは純利益が前年比約2倍と驚異的な伸びを記録。MS&ADは生保事業の爆発的成長で売上を伸ばしました。首位の東京海上は利益微減ながらも、圧倒的な資本効率で株主還元を一段と強化しています。



政策株売却と本業復活で、業界全体の利益水準がステージを変えた
地方銀行・準大手5社 2026年3月期決算——金利上昇で最高益続出、巨大合併で勢力図が激変
「金利ある世界」が銀行の稼ぐ力を呼び覚ましました。地銀大手4社は軒並み20%超の増益を達成。日銀の利上げを背景に貸出利ざやが改善し、本業の収益が劇的に向上しています。さらに千葉銀行やしずおかFGによる大型再編が発表され、業界は「稼ぎ時」と「生き残り」の二局面に突入しました。




金利上昇と経営統合で地銀の「稼ぐ力」が劇的に復活
メガバンク3社・2026年3月期通期——「金利ある世界」で全社過去最高益、三菱UFJは2.4兆円で独走
国内の金利上昇がメガバンクに空前の利益をもたらしました。三菱UFJが純利益で日本銀行業の歴史を塗り替える一方、三井住友は還元姿勢を鮮明に。みずほも悲願の純利益1兆円を突破しました。全社が過去最高益を更新し、長年の「稼げない時代」に完全な終止符を打った決算となりました。


金利上昇を味方に全社最高益、稼ぐ力の格差が鮮明に
